空気

く?【くうき：空気】

空気の豆知泉 †

• 理論上では人間の上には約80キログラムもの空気がのっかかっている。

• ふぅと強く吹くと空気が速く流れて気圧が下がり、周囲の空気が流れ込んでくるため冷たく感じられる。そのため、サウナ等、体温より高い気温では冷たく感じない。これはベルヌーイの法則による。

• 日本初の空気の缶詰はブロマイド?のマルベル堂が発売した。

• 空気の缶詰は、そこそこ話題になり売れたため、九州の交通公社がマネて「阿蘇の煙?の缶詰」発売したが、公正取引委員会のクレームで発売中止になった。阿蘇から出ているのは煙ではなく水蒸気なので不当表示として。

もし空気が無くなったら †

• 何気なく毎日接している為に、あまり注意を払わなかった物に《水》と云う物がありましたが、近年はその重要さを感じる人も多くなり、ミネラルウォーターも売れるようになりました。
  まさか、これが日常的に売り買いされる日が来るとは思いませんが《空気》もあまり気に留めませんが、これこそ生物が生きていく為には絶対的に重要な物です。
  

• もし、この《空気》が無くなったら、地球にどんな世界が訪れるか解りますか？
  

• もちろん、生命体は死に絶えてしまうと思いますが、それ以外に多くの変化が起こります。
  まず音は、空気の振動を利用して伝わるものですから、いっさいの音が消滅します。 そして、当然ですが風も吹かなくなります。
  さらに、太陽光線が空気の層によって拡散され、青い空が出来上がるのですから、青空も消滅します。
  地球上に当然のように光が溢れているのは、空気による拡散の為なので、空気が無くなると、空は昼間でも暗くなり、星が見える事になります。
  

• 太陽光はどのような形で降り注ぐかと言うと、太陽方面から強力なスポットライトを浴びせさせられたような状態で、明るいと言うよりまぶしい感じを受けます。さらに紫外線が直接降り注ぐために、もし人類が生き残っていたとしても皮膚ガンになるおそれがあります。
  

• さらに今まで太陽光の熱を保存＆遮断していてくれた空気が無くなるわけですから、昼と夜の温度差は200度以上にもなります。
  さらに、現在も年間大量の隕石?が地球に降り注いでいるのですが、それらが現在のように大気圏突入時に燃え尽きる事が無くなるので、直接地球に落下し、あっという間に地表は月と同じ様なクレーターだらけになります。
  

空気の重さ †

• 空気には重さが無いと思っている人もいると思いますが、全ての物には重さが存在しています。
  普通、空気の重さを感じる事が出来ないのは、体内からも同様に圧力がかかっているからです。
  

• 深海で生まれ育った深海魚?は、もともと自らの体内から同様の圧力を発生させているので深海の水圧にも耐えられるようになっているのです。
  当然、深海魚はそんな圧力を感じることはありません。
  それと同じように、人間も無意識の中で気圧に耐えているのです。
  

• 空気の重さは、計測してみるとけっこう重いものなのです。
  摂氏0度1気圧の状態で1リットルにつき1．293gの重さもあります。判りやすく言えば、一般的な8畳の部屋にある空気は約30kgになります。
  さらに空気は延々と大気圏の彼方まであるわけで、その重さは大変なものです。
  1平方センチに、約1kgもの圧力がかかっている計算になります。
  

空気関連項目 †

• 蓮根・急須?

更新履歴 †

• 1997.11.19
• 2006.02.27：知泉