夾竹桃

き?【きょうちくとう：夾竹桃】植物

道ばたの夾竹桃 †

• 植物は基本的に自動車の排気ガスに弱い。
  それは何故かというと、植物が生育していく為に葉っぱから呼吸や光合成を行う必要があります。
  その呼吸などをするために空気中の二酸化炭素?・酸素などを出入りさせる為の気孔があるのですが、ここから排気ガスなどの有害物を吸収して体内に送りこんだり、最悪な場合は気孔自体をふさいでしまったりするからなのです。
  

• しかし、都会の比較的自動車が多い場所の街路樹として「夾竹桃：きょうちくとう」が採用されていることがあります。この夾竹桃は排気ガスの中で夏にちゃんと鮮やかな花を咲かせたりします。
  実は夾竹桃は、二酸化炭素などを吸収する葉っぱの気孔の部分に多数の毛が生えているのです。どうやら、この毛が体内に入る有毒ガス・ゴミなどを除去するフィルターの役目を果たしているらしいのです。
  

• どれくらい有効なのかは現時点では不明なのですが、人間の鼻毛と同じ様な作用を果たしていると言うわけです。

夾竹桃の豆知泉 †

• 夾竹桃には、オレアンドリンやネリオドレインなどの毒が含まれていて危険。
  現にフランスで、バーベキューの串に夾竹桃の枝を代用して11人のグループのうち7人が死亡するという事故が起きている。

更新履歴 †

• 2000.06.15