小麦粉

こ?【こむぎこ：小麦粉】

なぜ紙袋に入っている？ †

• 小麦粉は昔ながらの紙袋に入って売られています。
  現在のビニール袋が主流を占める中でちょっと不思議な感じがしてしまいますが、実はこんな事にも深い理由があります。
  

• この「紙で出来た袋に入れる」と言うスタイルを守り通している背景には小麦粉の中に含まれる《グルテン》を守るためなのです。
  小麦粉を練り上げると、しだいに粘りけが出てうどんになったり、パンになりますが、その粘り気の大いなる成分が《グルテン》です。
  このグルテンの多いか少ないかという量の差がいわゆる「強力粉」「薄力粉」と言う違いになります。
  しかし、このグルテンと言う成分は常に新鮮な空気に触れていないとすぐに固まってしまうという性質を持っています。つまりビニール袋に入れてしまうと簡単に硬くなってしまうのです。
  

• その為に小麦粉だけはいまだに通気性のある紙袋に入れられて販売されているのです。
  だから、買ってきた小麦粉などを、保存性がよいからと、タッパーなどの気密性の高い容器に入れてはいけないのです。
  

小麦粉関連項目 †

• 小麦

更新履歴 †

• 2000.05.23