福神漬け のバックアップ(No.4)


【ふくじんづけ:福神漬け】

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誕生

  • 1885(明治18)年、東京上野の漬物屋「酒悦」の15代目・野田清右衛門(のだせいざえもん)が考案した野菜の醤油漬け。
    当時、野菜の漬けや味噌漬けはあったが、醤油漬けのものはなかった。
    そこで清右衛門は、醤油みりんなどの合わせ汁に漬け込むことを考え、10年あまりの年月をかけて仕上げたとされています。
    (関連項目:登録商標)

命名

  • 福神漬けが完成したとき、パリパリとごたえのある新製品に自信はあったが、念のために美食家で有名だった、梅亭金鵞と言う作家に試食をしてもらった。
    すっかり気に入った梅亭金鵞はネーミングまで考えてくれた。
    「酒悦」は不忍池の弁財天の近くだったので、弁天の七福神と、材料の野菜が七種類と言うのを引っかけて「福神漬け」と言う名前を考案した。
  • しかも「この漬け物を常用する時は、他に副食がなくても済むので贅沢をせず、知らず知らずに金も貯まって福が舞い込む」とキャッチコピーまで考え出してくれた。
    その為か、福神漬けは発売当初から爆発的に売れた。

戦争で日本中に

  • その後、日清戦争(1894.7〜1895.4)の軍用食料に「旨い上に保存が利く」と指定され、戦後、兵隊達が故郷でも福神漬けを求めたために全国的に普及するようになった。

カレーのお供に

  • 現在、福神漬けといえばカレーとセットで考えられていますが、それを最初に採用したのは昭和初期の日本郵船。一等客船の食堂がカレーに福神漬けを添えて出したのが元祖。 それが大好評で、さらに銀座?の洋食屋「資生堂パーラー」がそれを真似たために、他の洋食屋もこぞって真似をはじめ、現在のように切っても切り離せないような関係になったのです。

7つの野菜


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