のバックアップ(No.1)


?【いき:息】

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息の豆知泉

  • アマゾン流域に広がる広大な熱帯雨林は、地球の森林面積の3分の1を占めている。ここがあるおかげで人間は息をする事が出来る。

  • うぐいすの「ホー ホケキョ」という鳴声の最初の「ホー」の部分は実は息を吸うときに出る音。

  • は口で呼吸が出来ない。つまりアイツらの鼻息が荒いのはそのせい。

  • 口から吐く息が白くなるのは、気温が摂氏10度以下の日。4度以下になると鼻からの息も白くなる。
    ただし雨の日は湿度の関係でこれに当てはまらないので御注意を。

  • 南極でも息は白くならない。これは湿度の関係ではなく、南極には空気中にほこりなどがほとんど存在しないため。

  • 動物と人間の違い:鼻だけでなく口でも呼吸できる為に言葉が喋れる。最近は鼻で呼吸の出来ない人間も増えてきたと言うが、これは進化なのか?

  • 息というと「酸素を吸い込み二酸化炭素を吐き出す」というイメージが大きいが、人の吐く息は酸素16%、二酸化炭素4%、窒素などが89%で、二酸化炭素が特に多いわけではない

どれくらい息を止められる?

  • 長時間の素潜りを自慢する人がいるが、基本的に普通の人間が息を止めていられるのは男性で1分半、女性で1分と言う所。
    何故、この程度しか息を止めていられないかと言うと、人間の体の中には酸素の蓄えが無いからで、常に新鮮な酸素を取り入れないといけないような体の構造になっている。

  • 外から体内に入ってきた空気中の酸素は、肺で二酸化炭素に交換され、新陳代謝をする。体の中でもっとも酸素を必要としているのはだが、もし酸素の供給がストップすると約8分で脳死する。
    そうなると、もちろん他の体の部分も死んでしまう。

息は病気を防ぎ・病気を呼ぶ?

  • 聖書の『創世記:第二章第七節』に「は土地の塵で人を形作り、それに息を吹き込んだ」と書かれている。その為に西洋では古くから息は命を吹き込むことが出来ると言われている。

  • その為に、古くからヨーロッパなどでは民間療法として息を患部に吹き込めば治療できるとされていて、痛がる子供の患部に息を吹きかけて母親が「治れ治れ、が三日続いて、晴れが三日続けば、治っちゃうよ」と呪文を唱える方法があったのです。
    これは偶然に日本にも「ちちんぷいぷい」と言うものがあります。

  • しかし逆にヨーロッパでは、子供に息を吹きかけると吹き出物が出来てしまうとも言う人もいる。
    さらに「の巣に人間が息を吹きかけるとが腐って小鳥が生まれなくなる」などと言う迷信もあり、息は悪い元凶になるという迷信も少なくない。
    それは悪魔や魔女伝説にもあって、彼らの武器は有害な物質を含んだ息で、それによって人間を困惑させ、病気にさせ、麻痺させ、最終的には命を奪ったり、悪霊に代えてしまったりすると言われている。

更新履歴

  • 1999.9.16,知泉No.002
  • 2000.08.01
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