ちちんぷいぷい

Last-modified: 2006-04-06 (木) 06:28:03 (6952d)

【ちちんぷいぷい】

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意味

  • 子供がどこかをぶつけたりした時に、痛みを忘れ去れるためのおまじないとして使用されたりする。
    が、当然ながらそんな効果はなく、気分的な物だが、子供はその暗示にかかる事もあるので、ある意味では効果がある魔法の言葉。

  • これは心理学的な言葉で《プラシーボ効果:ニセ薬効果》と呼ばれるものです。

語源1

  • 正確に言うと「ちちんぷいぷい」の後に「御世の御宝・ごよのおんたから」と言う言葉がつく物で、ルーツは江戸時代の物です。
    3代将軍徳川家光の乳母として有名な春日の局?が、幼少だった家光を励ますための呪文として使用したのがこの言葉だった。
  • しかし春日の局が言っていたのは『智仁武勇:ちじんぶゆう』だったと言う。
    それが庶民の間に伝わった時には「ちちんぷいぷい」へと変化していたと言うのが真相らしい。

語源2

  • 別の説では民俗学者の柳田國男氏の「おなら」説と言うものもあります。
    日本各地に『屁こき爺』と言う昔話が語り伝えられているそうですが、この主人公の爺さんは竹取りを家業にしているのですが、ある日、藪の中に入ってを取っていると地主がやってきて「そこで竹を取っているのは誰だ!」と叫んだのです。
  • 爺さんは竹取りを家業にしていると言っても、基本的に勝手にに入り込んで竹を取っていたので慌てて口から出任せで「私めは日本一の屁こきの出来る名人の爺いでございます」と言ってしまったのです。
    それを聞いた地主は「ほほう日本一の屁こき爺いとな…では、早速聞かせてくれ」と言い出したのです。
  • そこで必死に爺いは色々な音色で屁をこいたのです。(←もうただ者ではないですね)
    その中でも特に見事な音色だった屁の音が「ちちんぷいぷい」だったといいます。
    それを地主は感激し、爺いに沢山のお宝を与えたのです。
    それから、チチンプイプイという言葉は、よい結果を表す象徴として、けがを早く直すおまじないになったと言うのです。

更新履歴

  • 2000.06.15
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