ハイジャック

は：ハイジャック(はいじゃっく)

低い所でもハイジャック？ †

• 飛行機を乗っ取ることをハイジャックというのは良く知られているが、その言葉の意味はもともとは飛行機とはあまり関係のない言葉だった。
  「ハイ」と言う部分が、高いと言う意味の「hight」と関連づけられ易いのだが、実はこの「ハイ」は「Hi」と言うスペルで意味としては「やぁ」などの様に人に対して声を掛けるときに使う言葉です。
  

• ハイジャックのルーツは西部開拓時代とも、禁酒法?の時代とも言われ定かではないが、いずれにしてもピストルを持った強盗が珍しくない物騒な時代だったらしい。
  相手にピストルを突きつけるとき、「Hi, Jack！ hold up!!」と声をかけた事がキッカケになっている。
  日本的に言えば、「やあ太郎君。手をあげな」と言う感じになる。
  現在では「Hi! Jack!!」と言う言葉が単純に「乗り物乗っ取り」を指す様になった為に、単純な強盗などのばあいは「Hey, Man」と声を掛けるのが一般的と言われている。
  

• 本来はすべての乗り物強盗や乗り物強奪事件は「ハイジャック」と呼ばれるべきなのだが、1970年05月13日に瀬戸内海で起こったぷりんす号事件で「船だからシージャック」と呼ばれ、それ以降は「バスジャック」「タクシージャック」などの言葉も誕生していく事となった。

出来事データベース内　ハイジャック関連 †

• 1970年・03月31日
  • 赤軍派学生９人による日航機よど号ハイジャック事件起こる
    犯行声明で「我々はあしたのジョー?だ」と読み上げた事が話題になる。日本人による日本でのハイジャック第１号。この事件は逮捕に至らず、犯人達は北朝鮮に亡命
    
• 1973年・07月20日
  • 日航機がアムステルダム上空でパレスチナゲリラにハイジャックされる
• 1973年・07月21日
  • 前日ゲリラにハイジャックされた日航機がドバイ空港に着陸。乗客解放後に爆発事故
• 1977年・09月28日
  • 日航機が日本赤軍にハイジャックされ、ダッカ空港へ強行着陸
    
• 1977年・11月25日
  • ハイジャック防止法成立
    
• 1987年・11月21日
  • 日航機ハイジャック事件の日本赤軍幹部･逮捕
    
• 1995年・06月21日
  • 羽田?発函館行き全日空機がハイジャック。犯人は53歳の休職中の銀行員で、動機は精神病がらみ。ちょうどオウム事件で教祖麻原逮捕の直前だった為に関連事件ではないかと大騒ぎになる。
    
• 1999年・07月23日
  • 「フライトシミュレーションゲーム通りに飛ばせるか試したかった」との動機。それと同時に空港の金属?探知器をくぐり抜ける実証をした。機長が刺され死亡し、国内のハイジャック事件初の死者になる