カリフラワー

か?：カリフラワー

分類 †

学　名：BRASSICA OLERACEA VAR BOTRYTIS L.
分　類：アブラナ科アブラナ属/越年草
別　名：花椰菜・花野菜・花キャベツ
外国名：　　　英語：CAULIFLOWER
　　　　フランス語：CHOU-FLEUR
　　　　　ドイツ語：BLUMENKOHL

原産地 †

• 原産地はヨーロッパの西海岸で、栽培はかなり古く、紀元前から行われていたと言われています。（紀元前６世紀ぐらいから栽培されていたのではと考えられている）
  アブラナ科アブラナ属/越年草で、キャベツ?の変種。
  さらにカリフラワーをイタリアで品種改良したものがブロッコリーです。
  （別の説では自然に野生種が分化して出来たと言う物もあります）

歴史 †

• 17世紀にドイツ・フランス・イギリスへ伝えられた。
  その中でも特にデンマークで品種改良が行われて、現在食べられているものになったとされている。

• 19世紀にはアメリカ・アジアへ伝えられた。
  

渡来・観賞植物 †

• 日本には明治初年に文明開化?と共に入ってきたが、明治時代はほとんど観賞用として使われていた。

渡来・食用野菜 †

• 食用として定着してきたのはここ20数年のことです。
  食用にされる部分は花蕾が中心になっている。
  

特徴 †

• 茎が生育し、へら形の外葉が大きくなると、茎の頂部に未発達の蕾の集合体が出来る。
  この集合体を花蕾（からい）と呼び、これを食用とする。花蕾の大きさ、形、しまり、色は多様。
  日本では1960年代に入って急速に普及し、早生・晩生など多くの品種が育成され、ほぼ周年供給されるようになった。しかし近年はブロッコリーに押されて減少しつつある。
  

品種 †

• 「サマースノー」「スノートップ」「銀嶺」「抱月」などの品種がある。
  日本でカリフラワーと言うとほとんど白だが、紫色・橙色の品種もあり、「珊瑚礁」と言う品種の花蕾は黄緑色で形も特異です。
  花蕾にはカルシウム・鉄などの無機質・ビタミンCを多く含んでいる。

ビタミンC †

• カリフラワーやブロッコリーは、キャベツと共にビタミンCが豊富である。このビタミンCはゆでてもあまり減らない。
  
• ビタミンCは、結合組織・筋組織・血管・血液を正常に保つために絶対不可欠な栄養素で、不足がちになると食欲不振・関節痛・歯のゆるみ・皮下出血・むくみ・貧血などの原因になり、重症になると壊血病になる。

ガンの予防 †

• 発ガン誘発物質に対抗する要素として、ビタミンCを初めとして、カロチン・イソチオシアネート・インドール・ステロール・フェノールなどが多く含まれている。
  カリフラワーの品種改良されたブロッコリーにはさらにビタミンKが多く含まれている。
  

ミネラル †

• ミネラルも多く含まれている。ブロッコリーにはカリウムや鉄分も多く含まれている。
  ナトリウムが少ないので高血圧にもよい。

食物繊維 †

• 食物繊維が多く含まれているので、ダイエット効果も高い。
  

劣化しやすい †

• カリフラワーの花蕾は非常に劣化が早く、栄養価が落ちやすいので、常に新鮮な物を食べるようにする。

海藻類を一緒に食べる †

• カリフラワーにはよう素の吸収を抑える、チオ−オキサゾリンという物質が多く含まれている。（キャベツやカブ類に多く含まれている）
  これは摂取しすぎると甲状腺が腫れる等という症状を引き起こす場合もあるので、よう素を多く含んだ海藻類を同時に食べる事をお勧めします。

調理方法 †

• 一般的にはゆでてからサラダに入れたり、スープや炒め物に入れる。

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