鉄火巻き のバックアップ(No.1)
て:鉄火巻き(てっかまき)
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サンドウィッチの兄弟? †
- カンピョウ?を中心にした海苔巻きのことを、みたまんま《かんぴょう巻き》と言います。
同様にキュウリを中心にした海苔巻きのことは、キュウリはかっぱ?の大好物と言うことで《カッパ巻き》と言います。
では、まぐろ?を中心にした海苔巻きのことを《鉄火巻き》と何故いうのでしょうか?
- 実はこの食べ方と名前が誕生したのは明治時代初期の賭博場のことでした。
今も昔もギャンブラーたちはのめり込むと、寝るのも食事をとるのも邪魔になるほど熱中していました。と言っても腹は当然減ってしまうので、片手でつまんで食べられるような海苔巻きが人気メニューだったのです。
- その中でもマグロを中心にした海苔巻きが一番人気で、そこから賭博場のことを別名で《鉄火場:てっかば》と呼んでいたことから、鉄火巻きと言う名前が付けられたのです。
と言うことで、雑学好きな人にお馴染みの「サンドウィッチの語源」とほとんど同じだったりします。
で、何故《鉄火場》? †
- ところで、その語源になった賭博場を《鉄火場》と呼ぶ語源はいったい何なのでしょうか?
実は《鉄火》というのは《任侠:やくざ》の事を指していた言葉で、やはりこの手のギャンブルはやくざ(今では暴力団)などの資金源になっていたために、そう呼ばれるようになったのです。
- 別の説では「鉄が溶けるような熱い勝負をしていたから」と言うものもありますが、こちらはあまり信憑性がありません」
更新履歴 †
- 2001.05.25:知泉