レム睡眠 のバックアップ(No.2)


?:レム睡眠(れむすいみん)

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浅い眠り、深い眠り

  • を毎晩のように見る人と、まったくといっていいほど見ない人と、夢に関してはかなり個人差があるが、実は誰でも夢を見ている。
    ただ、それを記憶しているかどうかは、眠りの深さや形態に関わってくる。

  • まず睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があることは知られている。
    「ノンレム睡眠」とは一般的にいう熟睡。
    それに対して「レム睡眠」は、眠っていても眼球が何かを見ているように動いている睡眠。つまり浅い眠りの状態をいう。
    人間が眠っている時、この二つの睡眠パターンを一晩で何度も繰り返している。

  • 夢はレム睡眠のときに見るのだが、このレム睡眠の時は、感覚やひらめきを司る右脳だけが働いている。
    ノンレムとレム睡眠を交互に繰り返すわけだが、その引き継ぎがゆっくり行われると右脳で見た感覚的な夢を、左脳に論理的な物語の夢として上手に引き継がれ、記憶中枢に留める事が出来るのだ。
    しかし、その引き継ぎが急速に行われると、夢が断片的になり最終的には残らなくなる。そのため目覚めた時、言語的思考を主とする左脳で夢が理解できずに一瞬のうちに消去されてしまう事になる。
    夢は覚えていないのが普通なのだ。

  • 実は多くの「毎晩夢を見る」と言っている人も、一晩にたくさんの夢を見ている中の最後の1つだけを僅かに覚えているだけなのです。
    たまたま右脳が休む前に左脳が目覚める事が出来た為に、夢がうまく左脳に伝達される覚えていたに過ぎない。

レム睡眠と成長ホルモン

  • 人は眠っている時、深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠を一晩に4〜5回繰り返します。
    眠るとすぐ深い眠りに入るのですが、調べると成長ホルモンは、最初の深い睡眠の時と2回目の深い睡眠の時に急激に出ていることがわかりました。
  • この成長ホルモンはタンパク質の合成を促し、成長や疲労回復に役立っています。
    以前は必要に応じて出ていると思われていたのですが、睡眠中に多量に出ていることで「寝る子は育つ」を科学的に証明することになったわけです。
  • 人間の頭蓋骨のやや平たくなった底部の真ん中辺りの小さなくぼみにある、重さ1グラムに満たない大豆の粒ほどの下垂体の前葉は、夜勤によって人間の健康維持に力を尽くしているのです。

関連項目

  1. レム睡眠
  2. 寝言
  3. 金縛り

更新履歴

  • 2000.00.00.知泉

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