抗菌まな板

こ?：抗菌まな板（こうきんまないた）

• まな板

抗菌まな板の効力は？ †

• この数年はO-157などの大腸菌類などで入院する事件が多発し、最悪な場合は亡くなってしまうケースもあります。
  これは人間側が菌類への抵抗力が弱くなってしまったのと、逆に菌類が進化して来たことが重なったのではと言われています。
  その為に、ありとあらゆる物で「抗菌」を掲げた商品が発売され、実際に売れています。
  

• 日常的に使う物の場合はさほど切迫した感じはないのですが、調理に使うまな板などは特に抗菌が必要とされています。
  まな板は使用後にいくら洗っても菌類の住処になってしまいます。そこで抗菌まな板の登場なのですが、ほとんどが見た目はポリエチレン製のまな板です。
  その製造過程で、ポリエチレンの中に抗菌剤を練り込んで作っています。その作用で、調理後表面に付着した雑菌を殺すと言う仕組みになっているのです。
  

• しかし、これはあくまでも調理した後にちゃんとまな板を水洗いして、風通しのよい場所に放置した状態でのことで、「抗菌まな板だから」と高をくくって、調理後もそのままにしておくと、雑菌は減少せず、結局大腸菌の住処となってしまいますので、使用後の手入れは欠かせないのです。
  

更新履歴 †

• 2001.04.25.知泉