ハタハタ

は【はたはた：鰰】魚

解説 †

• 旬は冬で、ブリコ（卵巣）が増えて最もおいしい時期。
  

• ハタハタを塩漬けにして三枚におろし、一口大に切って酢につけ、ご飯、麹を合わせて野菜を混ぜ、重しをして漬け込んだのがハタハタずし。
  塩漬けにした時に出る汁をショッツル（塩汁）といい、これを出汁にして煮込んだのが秋田県名物のショッツル鍋である。
  

語源 †

• 昔、カミナリ?の事を「鳴雷/なるかみ」あるいは「霹靂＝はたたがみ」と呼んでいた。この雷の鳴る季節に岸に寄ってくる事からその名前が付けられた。
  

秋田名物は過去の話？ †

• 秋田県では『ハタハタを食べないと正月がこない』というくらいハタハタを珍重し、名物としていたのだが、乱獲しすぎたため、今は保護を目的に禁猟中。
  したがって市場に出回っているのは日本産ではなく韓国産。
  

関連話 †

• 秋田名物の魚と言えばハタハタですが、実はすでに絶滅してしまった秋田県・田沢湖固有の魚が存在していました。→クニマス