チャンポン

ち【チャンポン】

語源 †

• よくビールと日本酒とワインとウィスキー・・・という風に、出ているいろいろな種類のお酒を見境なく飲んでしまい悪酔いをしてしまう人がいたりしますが、その場合は「チャンポン」で飲んだといいます。
  この「チャンポン」という言葉は、ほかのところでは『長崎チャンポン』という物でみる事がありますが、基本的に「色々な物をゴチャ混ぜにする」といういみの言葉です。
  この言葉の語源は昔の楽器が関係してきます。
  

• ここでいう「チャン」というのはお祭りなどでリズミカルに「チャキチャカチャンチャカ」と鳴らされる『鍾：しょう』の事を差します。
  そしてもう一方の「ポン」というのは古来よりの雅楽などに使われる太鼓の『鼓：こ』の事をさしています。
  この二つの楽器は同じリズム楽器でありながら、大衆的な物とお上品な物という大きな差があり、とうてい一緒に演奏するような物ではないのです。
  それを一緒に鳴らした時の音が「チャン！ポン！」だったのです。
  

• つまり、まったく別の性質の物を一緒に鳴らして演奏することを「チャンポン」と言ったのが語源なのです。
  

更新履歴 †

• 1997.00.00