タカをくくる

た【タカをくくる】

タカって？ †

• よく相手の力量を自分より格下だと思って、舐めていたのに、結果は負けてしまった時などに「相手の力を見くびった」と言う意味で使われる言葉です。
  ところで、ここで言われる「タカ」って何だと思いますか？
  

• 漢字で書くと「高」で、収穫や売り上げを意味する言葉で、「くくる」というのはまとめると言う意味になります。
  つまり「高をくくる」とは単純に考えると「収支の合計を出す」と言うことになるのです。それがいつしか「相手をたいしたことないと見くびる」と言う意味になってしまいました。
  

• 江戸時代の税金は「年貢」として地域・村などの米の生産高から割り出されたが、その生産高を決定する検地役人の中にはいいかげんな人間も多く、過去の生産実績などから生産量などを割り出したりせず「あ〜〜ここは、こンだけ広いから収穫は…」といいかげんな生産高を見積もったのです。
  つまり、この「いい加減な見積もり」から出た言葉で、それがいつしか対人間などにも応用されるようになって「相手の力を見くびる」と言う意味になっていったのです。
  

更新履歴 †

• 2002.06.16