しゃぶしゃぶ
Last-modified: 2006-07-13 (木) 22:08:20 (6497d)
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しゃぶしゃぶの語源 †
- 近年、さっぱり目の味が好まれるようになり、肉料理として代表格になってきた「しゃぶしゃぶ」。
その名前は肉を熱湯でしゃぶしゃぶと洗うように泳がせる事から出てきたというのは誰でも思いつきそうな物です。
- 実はこの名前、元々1952(昭和27)年に大阪のスエヒロという店が商標登録したものなのです。
もともと、このような肉の食べ方はモンゴルにルーツがあったとされているのですが、コレといって名前は付けられていませんでした。
- ある日、スエヒロの先代社長の三宅忠一氏が女性従業員がおしぼりのタオルをたらいで洗っているのを見た時に、その仕草と音で「スープの中で肉を泳がせるように揺すって火を通す料理」に「しゃぶしゃぶ」という名前を思いついたのです。
- そこで商標登録をしたのですが、太っ腹の社長は「誰が使ってもよい」として現在のように一般名詞扱いで使われるようになったのです。
そのお陰でしゃぶしゃぶという料理は市民権を得、その元祖がスエヒロです!という雑学が残ったのです。
しゃぶしゃぶ用鍋の秘密 †
- 本当の肉のうまみをお湯の中に逃がしているので「いかん!」と言う人もいるらしいのですが、肉の脂肪分を軽減させて食べるしゃぶしゃぶはヘルシーな感覚と、自分で調理らしきことをしながら食べるというので、人気のあるメニューです。
- ところで、しゃぶしゃぶと言うと、あの真ん中が筒になっているドーナツ型鍋が特徴的ですが、なぜあんな形をしているのでしょうか?
この鍋を考案したのは中国の料理人で、あの形だと鍋の中を均一の熱さに保つことが出来るので、しゃぶしゃぶに限らず便利なのだそうです。
- と言っても、普通の鍋でも当然しゃぶしゃぶは楽しめるし、専門店の中でも普通の鍋を使っている所もあります。
ただ、現在はイメージとして「しゃぶしゃぶはあの鍋で」となっているので、普通の鍋を出すと客が「この店はダメだ」とクレームつけるので、店側が準備するようになったのです。
更新履歴 †
- 2001.04.20