福井放送

福井放送
所在地:福井県福井市大和田
HP:http://www.fbc.jp/
系列
テレビ NNN・ANN
ラジオ JRN・NRN
コールサイン
ラジオ JOPR
テレビ
(デジタル) JOPR-DTV
(アナログ) JOPR-TV
周波数
ラジオ
AM
[福井]　864kHz/D5kW
[敦賀] 1557kHz/100W (運用停止中)
[小浜] 1557kHz/100W (運用停止中)
FM補完中継局
[福井] 94.6MHz/1kW
[敦賀] 93.6MHz/10W
[小浜] 93.6MHz/100W
テレビ
デジタル (リモコンID:7)
[福井] 20ch 515.142857MHz/出力 1kW
[敦賀] 28ch 563.142857MHz/出力 10W
[小浜] 47ch 677.142857MHz/出力 10W
アナログ (2011年7月24日終了)
[福井] 11ch 213MHz/映像 3kW・音声 0.75kW
[敦賀]　8ch 195MHz/映像 30W・音声 7.5W
[小浜]　4ch 173MHz/映像 30W・音声 7.5W

• 周波数・出力
  • ラジオ
    • AMラジオ放送
    • FM補完中継局
  • テレビ
    • デジタル放送
• その他
  • 備考
    • 日本全国で唯一の事柄
    • ラジオ送信所の指向性
    • 小浜中継局について
• 福井県外での受信状況
  • テレビ
  • ラジオ
    • AM
  • 舞鶴中継局開局までのFBCテレビ視聴状況

• 沿革
• 1951年4月21日:ラジオ局の放送予備免許が交付される。
  
• 1952年3月6日:福井放送株式会社設立。当時、本社は福井市の牧ノ島町に置かれていた。また、予備免許が交付された後に会社が設立された。
  
• 1952年7月20日:福井放送ラジオが開局する(JOPR、740kHz、50W)。当時の愛称はラジオ福井。日本全国のラジオ局としては15番目の開局。中波放送において50Wの送信出力は、当時の受信機の性能を考慮すると、非常に小さかった(現在でもこのような出力の中波局は稀であり、ほとんどは100W以上の出力で送信している。現在の受信機の感度を以てしても出力50Wの放送局を良好に聴取出来る範囲はかなり狭い。)。その為、番組を聴取出来る地域は福井市内の一部に限られた。
  
  • 当時の編成は全てが自主制作だったが、番組ソフトが不足気味だった。そこで、1953年に大阪の朝日放送と提携を組む様になった。この事が、後に朝日新聞社やテレビ朝日系列(ANN)との関わりに影響する事になる。
    
• 1953年2月:番組の共有やスポンサーの獲得を目的として、ラジオ北陸連盟をMRO、KNBと共に結成。1957年4月まで友好を結んだ。
  
• 1953年5月:福井ラジオ局の送信出力を以前の10倍の500Wに増力した。これにより、番組を聴取出来る地域が福井市の全域と周辺の一部に広がった。
  
• 1953年6月:福井放送と大阪・朝日放送との間に中継回線が開通。報道素材の提供を朝日放送から受ける事となる。また、朝日新聞社とニュース提携。
  
• 1953年8月:福井ラジオ局の周波数を740kcから860kcに変更。増力に伴う富山県の北日本放送との混信を防ぐ為の措置であり、1978年の周波数ステップ変更もこの時の周波数を基本として行われた。
  
• 1953年12月:福井ラジオ局の出力を昼間1kWに増力。
  
• 1956年10月1日:福井ラジオ局の出力を終日1kWに増力。福井平野では安定して福井放送の番組を聴取出来る様になる。
  
• 1957年10月22日:福井放送テレビに予備免許が交付される。
  
• 1957年11月23日:小浜ラジオ中継局が開局。当時の周波数は1560kc。それまで難聴地域だった嶺南地方でも福井放送のラジオ番組を聴取出来る様になった。また、当時は独自コールサインJOPOが割り当てられており、嶺南地域向けの独自番組が放送されていた。
  
• 1959年7月:資本金を増資(1億5000万円)。
  
• 1960年6月1日:福井放送テレビが開局(JOPR-TV、福井11ch)。当初は映像出力5kWでの申請を目指していたが、本免許では映像出力3kWでの開局となった。富山県ではKNBテレビが映像出力を5kWに増力する計画があったが、こちらも実現には至らなかった。
  
• 1961年10月:増力を見越し、福井ラジオ送信所を福井市の大和田町に移転する。
  
• 1961年11月:福井ラジオ局が3kWに増力。この時から福井ラジオ送信所に指向性が設定される様になる。
  
• 1962年10月:福井ラジオ送信所が最後の増力。出力が現在と同様の5kWとなった。
  
• 1962年12月:福井放送の本社を福井市大手町に移転する。現在、この建物は福井放送会館と呼ばれている。
  
• 1962年7月22日:カラーテレビ放送を開始する。
  
• 1966年4月1日:NNNに加盟し、正式に日本テレビ系列のテレビ局になる。
  
• 1978年11月23日:国際電気通信連合の取り決めにより、AM放送の周波数ステップが9kHzに変更される。これに伴い、FBCラジオの周波数が864kHz(福井本局)・1557kHz(小浜中継局)に変更。
  
• 1981年12月1日:本社を福井市板垣に移転する。現在はFBC関係の設備はなくなり、会館は雑居ビルとなったが、現在も福井放送の名前が残っている。
  
• 1985年10月:ロゴマークを変更。2013年12月31日まで使用された。
  
• 1989年4月1日:ANNに加盟し、FBCテレビが日本テレビ系列とテレビ朝日系列とのクロスネット局になる。
  
• 1992年4月1日:情報格差是正事業により、敦賀ラジオ中継局が開局。
  
• 1998年12月:FBCラジオの送信所を福井市大和田から坂井市丸岡に移転。
  
• 2001年:福井市大和田のラジオ局送信所跡地に新局舎竣工。
  • 5月7日:ラジオ局部門の機能を移転。
    
  • 6月11日:テレビ局部門の機能を移転。
    
• 2002年4月1日:ラジオセンター発足。FBCラジオの番組内では大和田ラジオ本舗と呼称している。
  
• 2006年5月1日:地上デジタルテレビ放送開始。同時に、マスコットキャラクター「ピントン」を制定。
  
• 2008年12月27日:終夜放送(日テレNEWS24)開始。尚、福井新聞のテレビ番組表には記載されていない。
  
• 2011年7月24日:開局から約51年間続いて来たアナログテレビ放送が終了。
  
• 2017年4月1日:FBCラジオ福井足羽山FM補完中継局が開局。
  
• 2017年12月1日:FBCラジオ小浜・奥越FM補完中継局開局。奥越地区は長らくAMラジオの中継局はNHKしか設置されていなかったが、これによりFBCも以前より良好に聴取出来る様になった。また、嶺南地方でもFM補完放送が開始された。
  
• 2018年12月:FBCラジオ敦賀・美浜FM補完中継局開局。敦賀地区でFM補完放送が開始されたことにより、全県でFM補完放送を受信できるようになった。
  
• 2024年2月5日:FBCラジオ敦賀・小浜AM中継局からの送信を停止。
  
• 2024年8月4日:FBCラジオ敦賀・小浜AM中継局の運用を再開予定。
  

周波数・出力 †

ラジオ †

AMラジオ放送 †

• 福井本局は指向性送信(南西方向)となっている。
• 敦賀・小浜の両中継局は2024年2月5日から8月4日まで運用を休止しており、当該エリアでは下記に示すFM補完中継局(受信機がFM補完放送に対応していない場合はAM福井本局の864kHz)を受信する必要がある。
  

FM補完中継局 †

• 偏波面の表記は、Hが水平偏波、Vが垂直偏波である。
  

テレビ †

デジタル放送 †

その他 †

備考 †

日本全国で唯一の事柄 †

• リモコンキーIDは、テレビ東京系列局で標準的な�Г任△�(※注:TVAは��)、日本テレビ系列・テレビ朝日系列としては唯一となる。FBCテレビは、日本テレビ系列とテレビ朝日系列のクロスネット局で、編成上は日本テレビの番組が優勢である。クロスネットの都合上、キー局に配慮する形で�い筬ァ⇔抔�の放送を考慮して�Δ筬�などは使用しなかった。これは全国では数少ない例である。また、エリア放送やCATVの自主放送に使用される��(アナログの福井親局のチャンネル番号)も使用しなかったが、河和田中継局などは自社アナログ放送で7chを使用しており、リモコン番号が引き継がれる形となった。
• 日本全国で唯一の、テレビとラジオの両方の系列でクロスネットを行っている。テレビはNNNとANN、ラジオはJNNとNRNにそれぞれ加盟している。現在もまだ福井県は民放テレビ局が2局しか存在せず、多数の視聴者が他県の放送局に依存しているものの、一部では地形や混信の影響から隣県波が映りにくいのが現状である為、可能な限り多系列のテレビ放送を視聴出来るようにする為の工夫である。FBCがかつて朝日放送と番組提携を行った事でこの様な対応が容易になった。また、福井県に存在しないTBS系列の一部番組が編成に盛り込まれる場合がある。
  しかし、実際には直接受信やケーブルテレビの利用で隣県のテレビを視聴している世帯が多いことや、テレビ朝日系列の番組が少なめになっていることから、福井県民からはFBCテレビの番組編成に対しては不満が多くあるのも現状である。視聴率が高い日本テレビ系列が営業上有利であることや、ケーブルテレビでHABやABCテレビの再送信を認可させるため、一般番組は大部分の番組が日本テレビ系列で編成されており、FBCの編成から溢れた分のテレビ朝日の番組はftbで放送されている。そのため、ケーブルテレビではFBCをNNN系列とみなしており、FBCの経営を安定させる観点から、KTKやytvの再送信が行われておらず、直接受信しない限りは日本テレビ系列の一部の番組が視聴できないことになる。ただ、ワンセグ利用時に都市部や盆地などで他県波が受信できない状況にある場合にはクロスネット編成が重宝する場合もある。尚、福井放送が行っているラジオ局のクロスネットは他の地方局にも多い。

ラジオ送信所の指向性 †

• FBCラジオの福井送信所には、ダウンリード方式によって指向性がかけられている。指向性は南西で、坂井市丸岡から福井市の中心部の方向に向かって強くなるように設定されており、一方でその逆の方向となる富山県高岡市の方向には極めて微弱な電波しか飛んでいない。出力に換算すると、福井・舞鶴・宮津方面が10kW、金沢・小松・高岡方面が2kW相当となる。この指向性の設定により、福井平野から見て南西に当たる嶺南西部の小浜中継局の難聴地域をカバーしている他、京都府・兵庫県の日本海側地域でも安定した受信状態となっている。
  

小浜中継局について †

• FBCラジオの小浜中継局は、同じ嶺南の敦賀中継局よりも30年以上も早い1957年11月23日に開局している。この背景には、小浜市が福井市から遠く福井本局を受信しにくい一方で京都府北部が隣接しており、京都府のリスナーを獲得できる事があった。また、敦賀市は嶺北に近く、福井局を弱いながらも受信出来た事から、開局が遅れる原因となった。(敦賀中継局は情報格差是正事業によって開局した。)FM補完中継局も小浜局が先に開局した。尚、敦賀地区も2018年12月よりFM補完放送が開始され、更に両AM中継局は2024年2月より運用が休止となり、今後はFM波への転換が予想されている。
  

福井県外での受信状況 †

テレビ †

• 石川県では、KTK開局まで、日本テレビ系列の番組が十分に視聴できない状況にあった為、加賀地方南部を中心にFBCテレビが視聴されていた。特に、小松市より南の金沢平野では、富山県のKNBテレビが、FBCよりも距離的に遠い為に電波が弱く、夏場を中心にスポラディックE層による外国FM局の混信があったのも影響し、受信状態はあまり芳しくなかった。石川県加賀地方南部ではKNB呉羽山本局よりもFBC福井本局の方が近く、VHFハイバンドに当たる11chでの送信であった為、異常伝搬による混信の影響が少なかった。また、周波数の関係でアンテナはVHFローバンドの物より小型で設置が容易だった。FM FUKUI開局後は、それに加えてFMアンテナを追加する世帯も存在した。前述の通り、京都府舞鶴市では、UHF帯実用化前に在阪局が舞鶴中継局を置いていなかった時期に、FBCの小浜中継局が視聴されていた。尚、現在でも、FBCテレビは石川県加賀地方や舞鶴市などで高性能アンテナとワンセグチューナー(高感度が望ましい)の使用で受信可能である。標高が高い場所では金沢市でも受信できる場所がある一方で、加賀市の一部では山中中継局のNHK教育テレビが混信する場合がある。舞鶴市など京都府北部で受信する場合、FBCは当該地域で他にUHF47chの使用局が少ない為受信しやすいが、他の福井局（NHKとftb）は、中舞鶴中継局の一部放送局が同一チャンネルを使用する影響で、小浜中継局が受信できる可能性は著しく低い（場所によって高浜中継局が受信出来る場合がある）。同様にして石川県加賀地方でも金沢市・かほく市・野々市市・白山市ではftbはTUTの混信を受けやすいが、NHK・FBCは比較的良好である。宮津市の一部地域ではFBCを含めて福井・足羽山送信所が受信できる場合がある。
  

ラジオ †

AM †

• 日中
  
  • 日中は、石川県羽咋市以南から鳥取県因幡地方までの日本海側の地域や滋賀県の彦根市周辺で福井本局が受信可能であるが、指向性送信の影響により、石川県の加賀地方(特に手取川より北の地域)ではNHK福井第一放送(927kHz)と比較して信号が弱く、場所によっては音声にフェージングが入る場合がある。受信環境によっては富山県、奈良県、滋賀県、大阪府、愛知県、島根県の各一部でも聴取可能である。
    
• 夜間
  
  • 一方、夜間の中波遠距離受信は混信が多く、エリア外での実用は困難であり、石川県加賀地方でも非常に聴取が難しくなる。日本や周辺国で中波民放の親局で864kHzを使用するのは福井放送以外にも、北朝鮮KCBS、韓国KBS、日本国内の放送局では北海道のHBCラジオ旭川・室蘭の両支局及び遠別中継所とCRT那須放送局、SBCラジオ?松本放送局、東海ラジオ放送豊橋中継局、ROK?那覇本局にて864kHzが使用されている。特に、北朝鮮や韓国の放送局の送信電力は100kWを超える。中国・四国・九州地方などでは、NHK熊本第二放送(873kHz)も影響を受けやすい。鹿児島県や沖縄県では、ROKも強力に混信する。加えて、南日本では距離も大きく離れる事から、事実上FBCは聴取不可能である。外来電波の混信は、FBCがFM補完中継局を開局する理由の一つとなった。
    
• FM補完中継局
  足羽山に設置された福井FM補完中継局は、NHK-FM(福井)、FM FUKUIと同様に、石川県加賀地方でも広い範囲で受信可能。信号強度はFM FUKUIより安定している。また、2017年12月に開局したFM補完中継局の一つである小浜局は、FM FUKUIと同様に京都府舞鶴市でも受信出来る。福井県外での受信の場合は、特に夜間はFM補完放送の方が安定して受信出来る。
  
  • FBCは2028年のFM転換に向け、2024年2月から8月まで、嶺南地方の敦賀・小浜AM中継局を実験的に停波している(福井本局の運用は継続している)。このため、嶺南地方の敦賀市や小浜市では、FBCはFM補完放送の受信を強いられることになるが、周波数が90MHzを超える帯域のため、受信機によってはFM補完放送が聴取できない恐れがある。従って、これらの地域ではそれまでFBCラジオを聴いていたリスナーがFM FUKUIなどの他局に流出する懸念が存在し、影響は嶺南地方の約10万人に及ぶと予想される。
    敦賀市は嶺北地方に近い地域であるため、AMラジオでも864kHzでFBCを受信できる場合が多い(そのため、中継局の開局が1993年と遅く、AM中継局が廃止された場合でも敦賀地区では影響は小さいとの見方もある)。但し、敦賀市にはコミュニティFM局であるHARBOR STATIONが存在しているため、敦賀市のFBCリスナーは、ラジオ受信機や電波状況によっては同局に鞍替えすることも予想される。小浜市に関しては福井本局から小浜市まで距離が遠く、障害物となる地形も多いため、福井本局が受信できない可能性があり、近県の民放(在名局やKBS京都・滋賀など)を遠距離受信するリスナーの出現も予想される。小浜市にはコミュニティFM局が存在せず、場合によっては民放はFM FUKUIしか受信できないという事態に陥る可能性すら存在している。
    その一方で、対照的な地域が美浜町や若狭町である。これらの地域には長年FBCラジオの中継局が設置されておらず、2018年12月に美浜中継局のFM補完放送開始によりようやくFBCが良好に聴取できるようになったため、嶺南地方の中では比較的FM補完放送の普及が進んでいる地域となっている。そのため、AM放送休止の影響がほとんどないと見られている。
    

舞鶴中継局開局までのFBCテレビ視聴状況 †

• 京都府舞鶴市では、UHF帯実用化前に在阪民放局が舞鶴中継局を置いていなかった時代に、FBCの小浜中継局(VHF4ch)が視聴されていた。当時はほとんどの地域で民放テレビ局は1局である事が多かった。1960年代末期に大電力UHF民放テレビ局(多くの地方で県内2局目)が大量開局するまでは、テレビ局のネットワークはそこまで厳密ではなく、ほとんどの地方局で多系列の番組を放送する編成を敷いていた。その為、広域在阪民放テレビ局が難視聴だった当時の舞鶴市周辺の視聴者に取って、民放テレビ局であるFBCは、在阪民放テレビ局に代わる貴重な存在だった。(尚、NHKテレビの小浜中継局(総合2・教育10)も視聴可能だった。)
  ※注:高性能アンテナの使用等で完全に在阪局が視聴できなかった訳ではなく、実際に舞鶴中継局のNHK教育テレビは生駒山のVHF12chの放送波を直接エア受けして中継していた(かつてはNHK総合テレビも生駒山受けだったが、府域放送開始に伴い民放局と同様に福知山受けに変更された。)。但し、その場合、小浜・高浜の両中継局とチャンネルが重複する生駒山送信所の受信状態は劣化した。
  また、NHK総合テレビジョン(大阪放送局)は独自でVHF1ch(映像出力50W)の中継局を開局していた。(他にも、福知山、大津(滋賀県)、海南(和歌山県)などに中継局が開局していた。)この中継局は1964年の末に新たに開局した教育テレビと共にUHF中継局として再開局した。後にNHK京都放送局の総合テレビ開局に伴い、この中継局は京都局の管轄に変更された。従来のVHF波は数年間UHF波とサイマル放送されていたが、UHF受信設備が普及した事に加え、全国各地に散在するFM局やVHF1chの使用局の異常伝搬による混信を考慮して、舞鶴VHF局は1969年に廃止された。また、当時はftb?は未開局だった。在阪民放局の舞鶴中継局開局はftb開局の前年の1968年10月の事である。それ以降は、立場が逆転して、小浜市や高浜町で舞鶴中継局のテレビが視聴される様になった。後に、KBS京都テレビが1970年の末に中継局を開局させている。尚、宮津市、京丹後市などでは当該地域の中継局開局までは鳥取県の放送が視聴されていた。