デカンショ節 の変更点


 [[て]]【でかんしょぶし:デカンショ節】
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 *解説 [#x381264f]
 -[[明治時代]]末から[[大正時代]]にかけて大流行した曲で「デカンショ、デカンショで半年暮らす、あとの半年は寝て暮らす」と言う歌詞で有名です。~
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 -ここで歌われている『デカンショ』ですが、一時期はまことしやかな話として「デ=デカルト」「カン=カント」「ショ=ショーペンハウエル」と言う[[ドイツ]]の有名哲学者3人の名前を繋げた物だと言われていました。~
 つまり、半年間一生懸命勉強して、後の半年は寝て暮らすと言う意味だと言う実に哲学的テーマが隠されている歌詞だと言うのです。~
 しかし、これはただのこじつけでした。~
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 -ここで言われている「デカンショ」とは古くからある囃子言葉で[[兵庫県]]の丹波篠山地方の民謡に由来しているのです。~
 その昔、丹波篠山には「三ツ節」と言う盆踊りがあり、その曲のなかで「ヨ〜イイヨ〜イイ、ヤットコセ〜ェ」と歌われていたのですが、その中から「デッコンショ」と言う言葉が産まれてきました。~
 これを漢字で書くと「徹今宵」で、今晩は徹夜で騒ぐぞと言う意味だったのです。~
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 -そこから考えるとデカンショ節の歌詞は「徹夜で騒いで半年暮らし、あとの半年は寝て暮らす」と言ういたってシンプルな意味になってしまうのです。
 
 *更新履歴 [#le500813]
 -2000.02.04-知泉No.128
 
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