豆腐 のバックアップ(No.1)


【とうふ:豆腐】

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豆腐の豆知泉

  • 豆腐がもっとも美味しいとされるのは、製造後4〜5時間。

  • 「豆腐の角に頭をぶつけて死ね!」と言う言葉があるが、「六畳豆腐」はスライスし塩を塗って陰干しをして作った物で、凶器になる可能性もある。

  • 爆笑問題?の太田光が最も好きな食べ物は豆腐。

  • 全国で出る豆腐の絞りかす「おから」は年間益80万tで、うち肥料や食料に30万t、残りは投棄か焼却処分される。(美味しいのになぁ)

  • 韓国ヤクザが出所する際、厄落としとして豆腐を食べる習慣がある。

  • 潔癖症だった泉鏡花は、好物の豆腐に「腐」という字が入っていることが我慢できず「豆府」と表記していた。

豆腐の歴史

  • 発明したのは中国・漢時代の高祖の孫、淮南王劉安(わいなんおうりゅうあん)と言われている。
    そこから豆腐の別名を「わいなん」と呼ぶこともある。

  • 日本には奈良時代に遣唐使によって伝えられた。
    その当時は貴族の食べ物で「御壁/おかべ」と呼ばれ、味噌と共に貴重なたんぱく源になっていた。
    しかし豆腐はそのままでは、冷凍する方法の無かった時代は今以上に日持ちが悪かった。

  • そこで六条豆腐と言って、バターの様に発酵させた豆乳を薄く伸ばして乾燥させたものや、灰などをまぶして保存に耐え得るように加工をした。
    つまり、当時の豆腐は発酵させた(腐らせた)物だった為に「豆腐」と言う名前になった。

豆腐の一般化

  • 豆腐が一般の人々に食べられ始めるのにそれほど時間はかからず、室町時代にはすでに路上で商売をする、「豆腐売り」まで出現した。
    この売り方は昭和30年代頃までは一般的な物で、笛を鳴らして自転車でやってくる豆腐売りの記憶のある40代以上の方も多いと思います。
    この室町時代における豆腐製造業も、誰よりも早く起きて作業をする大変な物だったらしいです。

豆腐料理

  • 豆腐の一般的な食べ方として、そのまま食べる方法と、みそ汁に入れたり、湯豆腐にしたりとありますが、料理法はとにかく沢山ある。
    つまり、それだけ人々に愛された食材なのです。

  • 江戸時代(天明年間:1781〜)にはすでに豆腐料理だけを集めたレシピ本の『豆腐百珍』が発行され、しかもそれが大好評で『続・豆腐百珍』まで発行されています。
    豆腐の切り方だけでも「はちはい」「やっこ」「おつゆ」など、数種類の名前が付けられています。
  • 江戸時代かなり完成させられた豆腐料理ですが、この20年の間にアメリカなどでも「ヘルシー食」と注目され、その結果、洋食的な料理法が多数考案され、さらに広がりを見せています。

木綿と絹ごしの違い

  • 豆乳に凝固剤を入れて固まらせる時に、型の中へ木綿で出来た布を敷くと木綿豆腐が出来上がる。
    それに対して、絹ごし豆腐は?を敷くわけではない。
    型に入れるときに最初から濃度の濃い豆乳を入れる為に滑らかな豆腐が出来るのだが、木綿豆腐と言う言葉があるので、それに対して、よりきめ細かい豆腐なので便宜上付けた名前だった。

豆腐の大きさ

  • 豆腐を数える単位は「一丁」ですが、この一丁には大きさや重さなどの規定がないので、塊として存在すれば一般的な二丁分の大きさだとしても「一丁」と数える。
    その様に規定が無いために、20年ほど前の豆腐はだいたい400gぐらいが標準とされていたが、核家族化や食糧事情の変化の為に、最近の一般的なものは、300〜350gとされている。

10月2日:豆腐の日

  • 10月2日は豆腐の日と制定されているが、その理由はもちろん「10=とう」「2=ふ」と言う語呂合わせから。

  • 季節を問わず様々な料理でおいしく食べられ、栄養豊富な豆腐をもっとPRしようと豆腐の製造業者らが中心となって設けられた日です。
    ついでに毎月[12日]も同様の語呂合わせから「豆腐の日」とされています。

更新履歴

  1. 1998.00.00
  • 2000.9.27(豆腐の大きさ)知泉No.229
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