斬り捨て御免 のバックアップ(No.1)
き?【きりすてごめん:斬り捨て御免】
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時代劇のウソ? †
- 大げさな時代劇の中では、「斬り捨て御免」のシーンがあったりする。
- すれ違いざまに肩でも触れよう物なら「無礼者!」と叫んで、相手の町人を一刀両断するという残酷な話が出てきたりするが、江戸時代とは、こんな物騒で上下関係が激しかった時代なのだろうか。
- 答えは×。
- いくら士農工商(現在、放送禁止用語・出版禁止用語らしいです)の世の中で、武士が身分的にはもっとも上位にあるとはいっても、人を斬りつけるというのは立派な犯罪です。
- よっぽどの理由がなく人を斬った場合には、武士としてそれ相応の責任を負わなければならなかった。
- たとえば、賠償金などを払うなどの責任があった。
- さらに、当時の町人の中には剣術をたしなんでいる人間も大勢いたので、へたに刃を向けて逆にやられたなんて事になったら、武士の面目は丸つぶれで笑い話にもならないのだ。
- 戦国の世が終わった後は、武士が白昼堂々と刀を抜くというのは、ほとんどあり得なかったといわれている。
- もっとも幕末期、外国人が横浜などを自由に歩き回り始めた頃、生麦村(現在の横浜市鶴見区)を行進していた島津藩の大名行列の前を馬に乗った4人のイギリス人が横切ろうとした事で、斬り捨て事件が起こっています(生麦事件)
斬り捨て御免の豆知泉 †
- 時代劇を見るとサムライが怒りにまかせて「斬り捨て御免」などをするが、実際にはそんなことを行使したサムライは大抵切腹に追いやられた。
- 切り損じて相手に逃げられたらやっぱり切腹