レトルト食品 のバックアップ(No.2)


?【れとるとしょくひん:レトルト食品】

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レトルトとは?

  • レトルト食品は正確には《レトルトパウチ食品》と言います。
    レトルトとは「加圧高温殺菌釜」の事を意味します。

  • パウチというのは「袋」の事を意味するので、単純に「レトルト食品」と言うと、缶詰なども含まれてしまうのです。
    あくまでも袋に入ったものなので「レトルトパウチ食品」が正解なのです。

袋の秘密

  • 以前は忙しい時の為に「とりあえず」的な感もあった、レトルト食品ですが、最近はその味や品質も向上しています。
    以前は保存食と言えば、缶詰・ビン詰めが主流でしたが、現在はコンパクトながらも1〜2年も常温保存出来ると言う利点から、普及しています。
    この、ただ袋に入った食品がなぜ長期間の保存に耐えるのか?と言うと、その袋に大いなる秘密が隠されています。

  • この袋は、ポリエチレン・アルミ箔・ポリエステルなどの素材が二層以上重なったラミネート材質で出来ていて、法律上で「光・気体を通さない」「熱で溶かして密封できる」などのいくつかの条件をクリアしないと「レトルト食品」に使用できないことになっています。
    食品が腐敗するのは、微生物・水分酸素・温度と言う条件が揃ったときに起こります。
    そこで袋の方にそれらを透過させない必要性が出てくるのですが、微生物のシャットアウトは以外と簡単なのですが、空気と水分のシャットアウトは難しいのです。

  • 実は、空気を通さない素材、水分を通さない素材、というのは昔からあるのですが、その両方を通さない素材と言うのは存在しないのです。そこで考えられたのが、空気・水分を通さない2種類の素材を組み合わせて、どちらも通さない素材を創り上げることだったのです。
    こうした研究の成果が、何気なく使われているレトルト食品の袋なのです。

高温度で短時間殺菌

  • この袋に食品を入れ、できるかぎり袋の中の空気を抜いてから密封します。
    その後、摂氏120度の高温で短時間加熱し、食品中の微生物を殺菌するのです。なぜ高温度で短時間殺菌なのかと言うと、低温長時間殺菌より食品の栄養価が失われやすいからなのです。

更新履歴

  • 2001.10.03
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