コンニャク のバックアップ(No.1)


?【こんにゃく:蒟蒻】

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ダイエット食

  • 日本一栄養価の少ない食べ物と言えばコンニャクで、いくら食べてもカロリー0なのです。
    コンニャクはほとんどが水分で、残りはマンナンという物質。

  • このマンナンの正体はブドウ糖と果糖などがたくさん集まって結合して出来た多糖類と呼ばれる物です。
    普通、ブドウ糖・果糖などと聞くとカロリーがありそうで、コンニャクも食べすぎれば肥満の原因になりそうな気がしますが実は違います。

  • 多糖類を食べてもそれが?の中で分解されブドウ糖などにならない限り人体には吸収されないと言う性質を持っています。
    たとえば多糖類の代表的なデンプンは、体内にあるアミラーゼと言う酵素によって分解され、麦芽糖やブドウ糖に変化して体内に吸収されます。
    しかしマンナンと言う多糖類は、それを分解する酵素が人体の中には存在しないのです。だからいくら食べても分解吸収されないと言うワケです。

  • 日本でコンニャクを一番多く生産しているのは群馬県下仁田町で、全国のコンニャクの約6割を生産しています。

こんにゃくのツブ

  • 昔、こんにゃくと言うのは黒っぽくて中にぶつぶつと黒い物が混ざっていました。
    実はこの黒いものの正体はこんにゃくの皮で、この皮をきれいに取り除いてこんにゃくを精製すると綺麗な白いこんにゃくができあがるのです。

  • 昔は製造過程でかなりの皮が混入していたのですが(別に混入していてもではない)、最近は機械化が進んでまったく皮が混ざることなく、きれいなこんにゃくが作れるようになりました。
  • しかし、昔からこんにゃくを食べ続けている人には「なんかこんにゃくらしくない」とか、実際にには全然影響していないのにイメージで「最近のこんにゃくは美味しくなくなった」とか「やはり漂白したものより昔ながらの黒いほうが自然食って感じです」などと、イメージだけで意見が寄せられことが多かったそうです。

  • しかし、ワザと皮を残すという事も逆に難しいため、最近のこんにゃくには昔っぽく黒くするために、こんにゃくの中にヒジキ?を混ぜて作られています。

こんにゃくの花

  • ダイエットにも効果のある食品「コンニャク」はこんにゃくという植物から作られているが、多くの人はその大元であるこんにゃくと言う植物を見たことがないと思う。
    さらに、植物なのだから花を咲かせたりするのだが、その花を見たことのある人はもっと少ないと思う。

  • コンニャクの花は6年目に開花すると言う習性があるのだが、食用にされているこんにゃくはこの花が咲く前に収穫されてしまう。
    実は、こんにゃくは花が咲いてしまうと食用にされているこんにゃくの地下にある部分《塊茎:かいけい》が消滅して食用に出来なくなってしまうのです。

  • こんにゃくは花を咲かせる前、だいたい4年目で塊茎を収穫してしまいます。
    塊茎を薄くスライスして乾燥されたものを、粉になるまで砕いてから煮込んだ末に出来るものが、いつも食べているこんにゃくとなるワケです。
    ちなみに、こんにゃくの花とは、水芭蕉?に似た形で濃い紫色?をしています。

こんにゃく畑

  • こんにゃくはカロリーゼロということで80年代からダイエット商品として大注目され、その中で発売され大ヒット商品となったマンナンライフの「こんにゃく畑」はこんにゃくをベースにした低カロリーゼリー。

  • しかし発売当初は一口サイズだったために、商品を一気に飲んでノドに詰まらせるケースが何度もあったそうです。
    この「こんにゃく畑」は一般的なゼリーとは違って、しっかりとした食べ応えもあるために、口の中で崩れずにノドに詰まってしまうのです。

  • その為に、改良型として一口で吸い出して誤飲できないようにサイズを大きくした。これはスプーン?ですくって食べるのが正式な食べ方とされる。
    それでも一口で食べられてしまい気道に詰まるケースも想定して、現在はハート型に成形して、くぼみの部分から空気が通るように工夫してある。

  • えんぴつのキャップなどに穴が開いているのも、このこんにゃく畑のハート型と同じ理由から。

更新履歴

  • 1999.00.00
  • 2000.06.05(こんにゃくの花)

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