グアム のバックアップ(No.1)
Counter: 4335,
today: 1,
yesterday: 0
泥棒の島 †
- マゼラン海峡から99日も西へ航海し続けたのは、その穏やかな海のせいで、当時は帆船だったので無風に近い海では当然のことだったのです。
そして、1921年、ついに人の住んでいる島にたどり着くことが出来たのです。
- そこは現在「グアム」と呼ばれている島なのですが、久々の陸地に喜んでマゼラン一行が小舟を使って上陸した時、突然、島の住民達が集まって来たかと思うと、船員たちの小舟や荷物などを奪って逃げていってしまったのです。
- 最初は、何が起こったのか呆然としていたマゼラン一行ですが、次第に怒りがこみ上げてきたマゼランたちは、島の中に踏み込んで彼らの家や舟などに火をつけ焼き払い、自分たちの舟を取り戻し、この島を後にしたのです。
- その為にマゼランはこの島に『イゾーレ・デ・リ・ラドローニ』と言う名前を付けたのですが、これはポルトガル語で『泥棒の島』と言う意味だったのです。
それ以来、数世紀にも渡ってこの島は『泥棒の島』と いう名前でヨーロッパの地図に描かれていました。
- その後の大公開時代、ヨーロッパの航海士たちにとってミクロネシアの島々に住む人々の盗癖と言うのは有名で、常識になっていたそうです。
- しかし、この話は元々マゼラン達が話を大げさに伝えたと言う説もあるのですが、大自然の中で大らかに生活をしていた彼らにとって「個人の所有権」と言う意識はほとんど無く、誰かが持ってきたモノは即、共有財産として使われるという事があったらしいのです。
グアムの豆知泉 †
グアムと言う名前 †
- その後「泥棒島」が「グアム」と言う名前に替わったのには、ヨーロッパでこの島が「泥棒の島」と言われていることを知った島の長老が怒り『我々だって個人が持つべきモノは持っている』と言った事に由来しています。
- ここで言われた「持つべきモノ」と言う言葉は現地のチャモロ語で(グア・ハム)と言うのです。
更新履歴 †
- 2000.00.00