ひょんなこと のバックアップ(No.1)
ひ:ひょんなこと
Counter: 13619,
today: 1,
yesterday: 0
意味 †
- 思いがけない事、意外な事、あるいは妙な事を意味する言葉。
語源:1 †
- たとえば桜の木になにかの拍子で、別の木の枝がくっついてそのまま成長してしまう事がある。
《宿り木》と呼ばれる種類の木が代表的な物だが、他の木などでもいわゆる、接ぎ木で生育するので同様の事が起こる。そうするとピンク?色の花が咲いている中に一部分だけ、黄色の花が咲いたりするようになる。
この状態を江戸時代『ひょん』と呼んだ。
- それがいつの間にか、思いがけない事を『ひょんこと』と呼ぶようになり、現在に至っているのです。
語源:2 †
- このひょんは不吉な状態を意味する「凶」から来ていると言う説があります。
この凶を昔の中国では《hiong:ヒョン》と呼んでいたそうです。
その「予期せぬ出来事」と言う意味が今に伝わっていると言われてもいます。
語源:3 †
- 『柞:いすのき』と言う植物が語源という説もあります。
柞に出来る実だと思われていた物は、実は木に寄生した虫によって袋状にふくれた物で、果実ではなかったそうです。
その「得体の知れない物」に穴を開けて吹くと「ひょ〜〜ぅっ」と鳴ったそうで、そこからこの実が「ひょん」と呼ばれるようになり、得体の知れない物・状態を意味する言葉になったとも言われています。
語源:4 †
- 単純な語源では「変なこと」が転じた。
「ひょうたん」のおかしな形状を差した言葉
と言う物もあります。
更新履歴 †
- 2000.02.09:知泉No.132
- 2004.04.20:知泉