七福神 のバックアップ(No.4)
し:七福神(しちふくじん)
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解説 †
- 七福神は福徳をもたらす神として信仰される恵比須・大黒天・毘沙門天・弁財天・布袋・福禄寿・寿老人の7人。
- 正月(1月1日)に「七福神参り」という物もあります。
正月の2日の夜から3日の朝に掛けて見る初夢?によってその年の運勢を占う。
初夢でいい夢を見られるようにと、宝船・七福神を描いた紙を枕の下におくといいという。
えびす【恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子】 †
- もともと兵庫県西宮神社の祭神・蛭子命の事。
意外な事ですが七福神の中、唯一の日本の神様(神道)。
海上・漁業の神様、あるいは商売繁盛の神様として信仰されている。 - 頭には《風折烏帽子:さざおりえぼし》をかぶり鯛を釣り上げ抱えた姿をしている。
三歳まで足が立たなかったと伝えられ、歪んだ形や不正常な様の形容に用いられることもある。
1月20日と10月20日の年二回「えびす講」と言って、生業を守護する神様のえびす様を奉る行事。商人などには信仰の厚い人が多い。 - 10月は旧暦で神無月?と呼ばれ、日本中の神様が出雲に集まるとされているのですが、えびす講のために恵比須さまだけは出席しない事になっています。
だいこくてん【大黒天】 †
- 梵語Mahakala摩訶釈羅
毘沙門天と共にインド・仏教の神様。
密教では自在天の化身で仏教の守護神のことで、戦闘神あるいは分怒神、後に厨房神とされる。 - 頭は頭巾をかぶり左肩に大きな袋を背負い、右手に打ち出の小槌を持ち、米俵を踏みしめている。
日本の大国主命と習合して民間信仰に浸透した。
「恵比須」とともに台所に奉られたりしている。
びしゃもんてん【毘沙門天】 †
- 梵語Vaisravana すべてを聞くと言う意味
大黒天と共にインド・仏教の神様。
仏教の四天王・十二天の1人
須弥山(しゅみせん)の中腹北方に住み、夜叉・羅刹を率いて北方世界を守護し、また財宝を守るとされる神様。
- 甲冑を着けた分怒の武将形として表され、片手に宝塔を捧げ、もう片手には鉾あるいは宝棒を持つ。
毘沙門天は別名:多聞天(たもんてん)とも訳し、四天王を列挙する場合は普通この名称を用いる。
さらに別名で倶毘羅(梵語Kubera)といい、インド神話では財宝の神様。
べんざいてん【弁財天】 †
- 梵語Sarasvati:インド・ヒンドゥー教の神様。
音楽・弁才・財福などをつかさどる女神。妙音天・美音天などとも呼ぶ事がある。
琵琶を手に持つ姿で描かれる事が多いが、時としては武器を手にした姿も描かれる。
- もとはインドの河神で、のちに学問・芸術の守護神となり、吉祥天とともにインド</a>で最も尊崇された女神。
日本ではいつの間にか吉祥天と混同され福徳賦与の神として奉られるようになった。
古来、安芸の宮島・大和の天の川・近江の竹生島・相模の江ノ島・陸前の金華山を五弁天という。
- 女性の神様と言うことで、弁財天を奉ってある場所でデートをしたカップルは別れると言うジンクスがささやかれる事も多い。
ちなみに南極観測隊がその長期の滞在の為に持っていったとして有名なダッチワイフですが、隊員達の間では「ベンテンさん」と呼ばれていました。
ほてい【布袋】 †
- もともと後梁の僧侶で明州奉化の人。
福禄寿・寿老人と共に中国・道教の神様。
- 四明山に住み、容貌は福々しく、体躯は肥大で腹を露出し、常に袋を持って喜捨を求め歩いた。
世人は弥勒の化身と尊び、その円満の相は好画材として多く描かれる。
ふくろくじゅ【福禄寿】 †
- 布袋・寿老人と共に中国・道教の神様。別名:福録人
幸いと封録を意味する。
- 体は小さく、その代わりに顔が長く、大量のヒゲを生やしている。経巻を結びつけた杖を携え、多く鶴を従えている。
中国では南極星の化身という。
じゅろうじん【寿老人】 †
- 布袋・福禄寿と共に中国・道教の神様。
中国・宗の元祐年間(1086-1093)の人で、長い頭の老人で杖をたずさえ、杖の頭に巻物をつけ、うちわを持ち、鹿を連れていたという。
長寿を授ける能力を持っているという。
関連項目 †
記載記録 †
- 1998.00.00:知泉