腕章

わ?【わんしょう：腕章】

解説 †

• 葬式で背広に黒い腕章を付けた人をよく見かけます。
  「略喪服でも喪章を付ければ格が上がる」ともいわれ、喪章は喪服の代用品の役目を果たしている例が多いようですが、本来はこの喪章は「喪に服する者」すなわち従兄弟ぐらいまでの近親者が着用していた物なのです。
  したがって、社葬などの場合に手伝いの社員などが付ける場合を除き、一般に行われる葬式の場合、列席者は付けないのが基本的なマナーです。
  

• 喪章は、洋服のときには黒い腕章を左腕に付けるのが普通です。
  和服の場合は黒いリボンをチョウの形に結び、左胸に付けます。
  また最近では、黒白のリボンでできた和洋両用の胸章を葬儀社が用意する例も多くなっています。
  

• いずれにせよ、略喪服に腕章を付ければ格が上がるということはありません。
  略喪服の場合は、ネクタイ、ポケットチーフ、靴下、靴、カフス?などの小物を黒で統一し、喪服として通用させる工夫が必要です。
  

更新履歴 †

• 2000.00.00