油ギッシュ

あ【油ギッシュ】あぶらぎっしゅ

油ギッシュ †

• 油ギッシュとは、1980年代中期に誕生した若者言葉
  無駄にパワーがあってウザイ人間を指す言葉として使われている。
  顔などが脂っぽい事も指すが、それは後から使われ始めた用例。

• 語源は「脂ぎる」という単語と、精力的・活力に溢れている状態を意味する「energisch(エネルギッシュ)」の合成語。
  
• 80年代末のバブルへ向かう時代に、情報誌「POP-EYE」や「Hotdog-Press」などで生まれた言葉で、本来は「今の時代これぐらい精力的にいかなくちゃダメ」という意味で、精力的な男の方がかっこいいとして使われ始めた言葉。 それが「努力を見せるのは逆に格好悪い、努力しなくても成功するスマートな男の方がもてる」という風潮に変化し、短期間で「油ギッシュ＝ウザイ男」という地位になってしまった。

• 表記は「油ギッシュ」「脂ギッシュ」の二種類あるが、特定の漢字表記はない。
• 「isch」はドイツ語で形容詞をつくる接尾語。