白バイ

し：白バイ

最初は赤 †

• 警察が交通取り締まりなどに使用するバイクは白く塗られていることから《白バイ》と呼ばれています。
  しかしこの白バイは元々白バイだったわけではありません。
  

• 警察が交通取り締まりなどにバイクを使用し始めたのは大正7(1918)年からなのですが、その時のバイクの色は赤でした。
  最初は6台のみの採用だったのですが、その赤と言うのもボディが赤だっただけでなく、ハンドルまですべて赤と言う徹底したこだわり方だったのです。
  

• この赤バイ（と当時呼んでいたかは不明ですが）は他の車が地味な色の時代に登場した時は、とにかく遠くからでも目立つ物だったのです。が、時代を経るうちに一般的な車にも派手な色が増えてきて、さほど目立つような色ではなくなってしまったのです。
  そこで昭和11(1936)年に、一番目立つ色と言うことで白いバイクが登場したのです。
  この白になった理由は目立つということだけではなく、欧米諸国の真似だとか、平和を表す色だからなどとも言われています。

• 1918/01/01：警視庁、オートバイ（赤バイク）での交通取締を開始
  

• 1936/08/01：警視庁が交通専務巡査オートバイを赤から白に変える
  

• 2000.05.20記載