日光

に：日光（にっこう）

解説 †

• 日光と言うと栃木県にあり、《日光東照宮》や《日光猿軍団》から、最近は野生の猿軍団もあり観光地としては有名です。
  この地名は、どう考えても太陽の光が燦々と降り注ぐと言うイメージがあったりする。かの松尾芭蕉さえ日光を訪れた際に『あらたうと青葉若葉の日の光』と言う句を詠んでいる。もちろん《日光＝日の光》と言う連想から出来た句です。
  しかし実際は《日光》と言う漢字は、あとから考え出された当て字なのです。
  

• 日光の中禅寺湖?のそばに男体山と呼ばれる標高2500ｍ程の山があるのですが、この山は今から1200年ほど前に勝道上人により開山されて、その当時は《二荒山：ふたあらやま》あるいは《補陀洛山：ふたらくやま》などと呼ばれていた。
  その《二荒》の名前を音読みで《ニッコウ》とした物に、同音の《日光》と言う漢字を当てていた物がいつの間にか正式な名称になってしまったのです。

7月26日　日光の日 †

• 820(弘仁11)年.7月26日、弘法大師が日光山を命名したとされています。
  もともとは「ふたらさん」と言い、「二荒山」の字が当てられていましたが、弘法大師がこれを「にっこうさん」と音読みにし「日光山」の字を当てたとされています。
  

日光関連項目 †

• リンドウ

更新履歴 †

• 1999.00.00.知泉
• 2000.02.26.知泉No.147