天田愚庵

あ【天田愚庵】あまだぐあん（人名あ）

1854年（安政1年）0歳 †

• 8月13日：出身地：陸奥国磐城平藩（現.いわき市）
  幼名：久五郎→五郎→鉄眉
  平藩藩士天田平太夫となみの子
  

1869年（明治2年）15歳 †

• 15歳で戊辰戦争に参加する。
  この戦いで父母・妹と生別し、藩閥政治への恨みと肉親探しの為に台湾へ渡る。
  その後、西南の役に参加し、さらに岩倉具視暗殺なども画策するが、未遂に終わる。
  

1881年（明治14年）27歳 †

• その無鉄砲な勢いにあきれた山岡鉄舟(45)により、清水の次郎長(61)に紹介され、そのまま養子になる。
  

1885年（明治17年）31歳 †

• 2月：博徒狩りで次郎長(65)が収監される。
  
• 4月：2ヶ月掛けて助命嘆願書として『東海遊侠伝』を書き上げ、出版する。
  この著作がその後の清水次郎長のイメージを決定付け「東海一の大親分」として、沢山の物語や映画などに使用される事になる。
  この物語は虚実混じって、森の石松などのエピソードなど秀逸な物が多く、大ヒットをした。
  
• 8月：しかし、養父の次郎長が収監中の8月に、突然養子縁組みを一方的に解消し出家する。
  そして京都清水坂に庵を構え、和歌と維新の内戦で亡くなった人々の菩提をとむらう行脚の生活に入る。
  

1894年（明治27年）40歳 †

• 1894年『巡礼日記』を著す。
  和歌は万葉調で、その作風は正岡子規にも影響を与えた日本のインテリヤクザの第1号と言える人物。
  

1904年（明治37年）49歳 †

• 1月17日：享年49歳