素数

そ：素数(そすう)

解説 †

• 素数とは、その数自身と1以外の数字では割ることの出来ない数字の事をいいます。
  例えば「2」「3」「5」「7」「11」などがありますが、もっともっと大きい数字にも存在します。
  

• 素数と言う考え方は古代ギリシアの時代にすでに存在していて、古代ギリシアの数学者ユークリッドは著作の中で「素数は無限にある。しかしそれは規則的に存在するわけではなく、それを割り出す公式もない」と書いているほど、その時代から素数を割り出そうと苦心した跡が解る。
  確かに、公式もない素数なので人間の手でひとつひとつ数字を当たっていかなければいけない大変な作業になってしまうのです。
  それがコンピュータの登場によって1966年9月、それまで最大と思われていた素数を遙かに超える37万8632桁の素数が発見されたのです。
  

• その数字を新聞に印刷した場合、なんと新聞紙の12ページ分が必要になると言いますからちょっと検討がつかない数字です。
  しかし、現実問題としては「素数って何の役に立つの？」と言う疑問が出てきてしまいますが、元々は数学パズル的な好奇心から素数探しが始まったので、ここまで行ってしまって、しかもコンピュータでとなるとちょっと無意味を通り越してしまったりしいます。
  

更新履歴 †

• 2000.00.00.知泉