睡蓮

す【すいれん：睡蓮】

スイレンと宗教 †

• 仏教ではスイレンは定番ですが、実は古代エジプトでも神聖な花とされていたみたいです。
  

• 古代エジプトの壁画には、スイレンを手にした女性が描かれている事が多かったりしますが、この時代スイレンはアクセサリーの一種として酒宴などの際、女性はスイレンを手に持って宴の間ずっと離さなかったとも言われています。
  壁画によると、スイレンに顔を近づけて香りをかいでいる仕草をしている女性がいたり、祭壇の花瓶の中にもたくさんスイレンが飾られたりしています。
  

• 実はエジプトの生命線ともいえるナイル川には沢山のスイレンが咲いていて、そのことから生産力・多産のシンボルとして古代エジプトでは考えられていたみたいなのです。
  

• あるいは、花の開く時間と閉じる時間が決まっていると言うことや、花の形が太陽に似ているということから『太陽のシンボル』とされ、復活を意味するようになり、葬式に使用されたり、ミイラの上に飾られるようになりました。

更新履歴 †

• 2000.05.16