菖蒲

し【しょうぶ：菖蒲】植物

ショウブ？アヤメ？ †

• 漢字で書く「菖蒲」という文字は「ショウブ」と読む場合も「アヤメ」と読む場合もあります。

菖蒲湯 †

• 5月5日の端午の節句には菖蒲湯にはいると言うしきたりがあります。
  これは大切な跡取りである男の子の成長を祝うと同時に、魔物から守ると言う意味で、香りの強い菖蒲の葉をお風呂に入れ、その中で身を清めると言う意味があったのです。
  

• この「香りが強い」＝「魔物が退散する」と言う考えかたは、日本だけでなく、中国でもヨーロッパでも世界共通の考え方としてあります。
  

• さらに菖蒲は胃腸病などに効果のある薬草でもあり、菖蒲湯に入ると体が温まり健康によいと言われてきました。
  この梅雨に突入した時期は、食べ物が腐りやすく、疫病や害虫がはびこる季節です。
  さらに暑い日があったかと思うと、突然寒い日が訪れるように気温差が激しいこともありました。
  そこから健康を願って、菖蒲湯に入るというしきたりが産まれたのです。
  

更新履歴 †

• 2001.00.00.知泉