鏡

か?【かがみ：鏡】

語源 †

• 現在では鏡は英語で言うと《ミラー：miror》だが、大昔は石を磨いてその表面に姿を映していたので《ストーン：stone》と呼ばれていた。
  
• 13世紀頃になって始めて金属の表面を磨いて、顔?や身体を映し出すような鏡が出てきた。
  この鏡はそれまで石を磨いていた時と比べて段違いに鮮明に映し出すので驚きを持って迎えられた。
  
• その美しさが奇跡的だと言うことで、《ミラクル：miracle》から取られた《ミラー：miror》と言う名で呼ぶようになった。
  
• 日本語の「鏡」の語源は思いっきり単純に「輝く」と言う言葉から来ています。
  もちろん鏡が輝くと言う事もありますが、その初期の鏡が青銅で出来ていて図柄も太陽をかたどった物だったことにも由来しています。
  

魔除けとしての鏡 †

• 鏡は古来、不思議なパワーと結びつけられて考えられていた。
  古代中国では磨き上げられた真鍮の凹板を扉に付けておくと、やってきた悪霊が自分の姿をみて驚いて退散するという悪霊退治の効果があると考えられていた。
  
• 古代日本でも鏡に姿を映すと言うことは、魂をそこに移すと言う意味として考えられ、神霊を呼び出す作用があるとして儀式に使用されていた。
  その為に日本各地の神社にご神体として奉られていたりするのです。
  

11月30日　鏡の日 †

• 「いい(11)ミラー(30)」の語呂合わせで11月30日に。
  鏡を大切にすることで、健康で美しい生活を目指す日。
  

更新履歴 †

• 1999.07.26