覚醒剤

か?【かくせいざい：覚醒剤】

解説 †

• 使用しなくても持っているだけで逮捕される覚醒剤ですが、かつては普通に薬局で薬として売っていて、ある時は政府から奨励されていた事もありました。
  

• いわゆる覚醒剤と言うのは、喘息用の薬として日本で開発された物でした。漢方薬の《葛根湯：かっこんとう》から抽出された成分を利用したもので、1919年に合成に成功しています。
  

• 最初は喘息用の薬として開発していたのですが、しだいにこの抽出成分には精神高揚作用があることが判明した為に、喘息薬というより興奮剤として売り出すことになったのです。
  この興奮剤として有名なのは『ヒロポン』ですが、これを飲めば徹夜も苦労せずに出来ると言う事から受験生や学者などの間で大人気となりました。
  

• また戦時中には、兵隊や軍需工場の労働者用の疲労解消薬として大量に配布され使用されたと言う、今から考えるととんでもない時代がありました。

覚醒剤とは？ 麻薬とは？ †

• よく麻薬と覚醒剤とが同じもののような扱いで話をされたりするのですが、厳密に言うとちゃんと区別されていて、その使用などを取り締まる法律に関しても違いがあります。

　　　　性質　　　　　　　　　　　　　　取締法
覚醒剤…人間の中枢神経を興奮させる物質…覚せい剤取締法
麻薬……人間の中枢神経を麻酔させる物質…麻薬及び向精神薬取締法

覚醒剤の豆知泉 †

• アジアの某国では、大麻が禁止されてないため、スープやチャーハンの具に大麻が普通に使われている。

• そのため、その国の大衆食堂では、チャーハンを食いながらクスクス笑う男たちのほほえましい光景が見られる。

• マリファナのことを90年代に入った頃から一部では「スピード」と呼んでいたが、あの小中学生歌手としてデビューした「SPEED」がデビュー時に「スピードと言うと薬か映画の事ですが、これからは私たちの事を想像するぐらいにビッグになりたい」と発言していた。恐るべし、沖縄県の小学生。
  しかし「SPEED」のボーカルのニックネームが「ヒロポン」じゃなくて良かった。

更新履歴 †

• 2000.00.00