臥薪嘗胆

か?【臥薪嘗胆】がしん-しょうたん

臥薪嘗胆 †

• 臥薪（薪の上に寝転がる）嘗胆（キモをなめる）、どちらも苦しい事の例えで、復讐の為に堪え忍ぶことを意味している。
  これが転じて「成功するために苦労に耐え忍ぶ」という意味になった。

• 古代中国・春秋時代の故事から来た言葉です。
  呉王夫差（ごおうふさ）が、越王勾践（えつおうこうせん）を打って父親の恨みを晴らそうと考えた時、恨みを忘れないために、常に薪の上に寝て身を苦しめた。
  その復讐が成功すると、今度は越王勾践がその恥を注ごうとし、つねに熊の肝をなめて、その苦さによって自分の中のうらみを持続させようとした。

• 日本では日露戦争時代の流行語となっている。

• 臥薪嘗胆の「臥薪」は「身の危ないのも知らぬ能天気」を意味する言葉として使われた事があった。
  薪の上に寝ていたら、火をつけられるとすぐ丸焼けになってしまうという事から。