ホタル

ほ【ほたる：蛍】虫

1. 蛍の光

蛍の豆知泉 †

• 東日本のゲンジボタルは４秒に１回の間隔で光り、西日本のゲンジボタルは２秒に１回の間隔で光る。
  
• 見た目は同じゲンジボタルなのだが、DNAを調べるとかなり違う進化をしたと判明された。何百年前に分化して、それぞれが別の進化をした結果だと言われている。
  

• ※進化に関しては例えば動物の進化は１匹生まれてその個体が次の世代を生むまで５年かかると計算すると、100年で20世代の進化だが、螢などの虫の場合はその5倍の100世代も進化する事になる。（人間は20歳と計算すると5世代程度）
  

• ちなみに西日本のゲンジボタルを東日本のゲンジボタルの中に入れると、相手にされない。
  

源平合戦？ †

• 最近では地方でも河川の整備が進められ、昔ながらのあぜ道の脇に流れている川などが少なくなってしまったために、夏の風物詩であるホタルの姿を見かける事が少なくなってきたと言われています。
  
• そのホタルの種類でもっとも有名なのが、体の小さな『平家ホタル』と、それより少し大きめの『源氏ホタル』です。
  

• もちろんその名前はあの平家と源氏から来ているのですが、別にこの２種類のホタルが戦っていると言うわけではありません。この名前はもともと誤解から生まれてしまった物だったのです。
  

• 源氏ホタルの名前はもともと『験師：げんじ』ホタルとよばれていたのです。
  ここで言われる験師とは、俗に言う山伏（やまぶし）の事で、大きいホタルは小さいホタルに比べて多くの徳を兼ね備えているのでは？と言うことから、偉いホタルと言う意味でそう呼ばれていたのです。
  

• それがいつの間にか「げんじ」と言う読みだけが残り、「こっちのホタルの名前が『げんじホタル』ならば、こっちは『へいけホタル』だろう」と呼ばれ出したのが定着してしまったのです。
  

更新履歴 †

• 2000.10.02