ブリジストン

ふ：ブリジストン

関東大震災からスタート †

• 1923(大正12)年9月1日と言うと、関東大震災が発生した日として、その後、防災の日にも指定されました。
  マグニチュード7．9の大地震が東京を直撃し、死者10万人という史上最悪の惨事となりました。
  
• 電気・通信・交通機関など都市機能は完全な麻痺状態となり、家を失った人々は皇居前広場や上野公園・日比谷公園などにバラックを建てて住んだ。
  この地震と共にブームになった意外な物に地下足袋と言うものがあります。
  

• 実は偶然にもこの年、1923年から売り出されていたものですが、この地下足袋はそれまでの一般的だった全部布で出来ていた足袋の底にゴムを取り付けたもので、これが復興作業に従事している作業員に好評で爆発的に売れるようになったのです。
  と言っても東京や神奈川に工場があった会社は生産することが出来なかった為に、もっぱら関西や九州から運ばれたものが中心でした。
  

• そこで九州・久留米でそれまで普通の足袋製造業を営んでいた石橋正二郎氏は、ブームに乗るようにゴムを敷いた地下足袋の製造を開始し大成功を治めるのです。
  その震災景気が収まった頃、それまでの足袋製造よりゴム製品を作るゴム工業に転身することになるのです。
  そして、それから7年後の1930年［昭和5年］日本初の国産自動車タイヤを作るまでになるのです。
  

• この石橋氏の会社はその後《石：ストーン》《橋：ブリッジ》と言う名前から「ブリヂストン」と言う社名になったのです。
  
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記載記録 †

• 2000.00.00：知泉
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