フリスビー

ふ【フリスビー】

オリジナルは？ †

• プラスティックで出来た皿状のものを投げ合いキャッチする遊び・フリスビーは、日本では70年代初期に「今、アメリカ東海岸では！」と言うふれこみでブレイクして一般的になりました。（まだアメリカが夢と憧れの国だった時代の話）
  

• このフリスビーのルーツは『パイ皿』にあります。
  日本ではどうしてもパイと言うと切り分けた物が頭に浮かびますが、本場アメリカでは丸い皿の上にドンッと乗った物が一般的で、コメディ映画などでは、そのパイを皿ごと相手にぶつけることがギャグとして行われています。
  このパイ皿がその後のフリスビーなのですが、アメリカ東海岸にある名門エール大学の近くにあった名物パイ料理店がその遊びの元になっています。
  

• 1920年代、ここで使用しているパイ皿が、上手に投げ上げるとブーメラン?のように戻ってくると言うことがエール大学の学生の間で話題になり、いつの間にかキャンパス内でそれを投げ合って遊ぶようになっていったのです。
  
• 実はそのパイ料理店の名前が《フリスビー》と言うもので、そこから学生達はその遊びのことを《フリスビーイング》と呼んでいました。
  

商品化 †

• それを知ったカリフォルニアのウォルト・モリソンという大工さんが「おもしろい遊びだが、そのままのパイ皿は金属製なので子供が遊ぶには危険すぎる」と考え、プラスティックで作ることを考え出し《プレート・プラッター：板状の大皿》と言う名前で売り出したのが、商品としてのフリスビー第一号なのです。
  

• それから随分経っておもちゃメーカーのオーム・オー社が同様の物を発売した時に、オリジナルのパイ皿に敬意を表し《フリスビー》と言う商品名で売り出したのが大ヒットし、一般的な名称になったのです。
  

更新履歴 †

• 2001.05.25