ビキニ

ひ【ビキニ】

ビキニの豆知泉 †

• 1960(昭和35)年にブライアン・ハイランド(Brian Hyland)が歌ってヒットした『ビキニスタイルのお嬢さん(Itsy Bitsy Teenie Weenie Yellow Polka-Dot Bikini)』、実はセクシーな歌ではなくモデルとなったのは作詞者ポール・ヴァンス(Paul Vance)の2歳の娘。
  
• 「田代みどり」「坂本九」などのカバーで日本でもヒットした。

• 世界で一番最初に作られたビキニの柄は新聞の文字がプリントされた物。（日本では俗に英字新聞柄と呼ばれる物）

ビキニの誕生 †

• 第二次世界大戦が終了した翌年の1946(昭和21)年に布面積の極端に少ない水着が考案された。
  
• フランスの有名デザイナージャック・エイム(Jacques Heim)が考案した物は「極小」という意味でアトム(Atom)と名づけられた。
  
• それとほぼ同時期にルイ・リード(Louis Reard)という人物も同じような水着を考案している。
  

• ルイ・リードの本職は自動車エンジニアだったが、下着会社を経営している母親の手伝いとして考案した物。
  
• このショーが開催されたのは1946年.07月05日で、その４日前にアメリカがビキニ環礁で原爆実験?を行った（第二次世界大戦後初）。そのセンセーショナルな実験と、センセーショナルで刺激的な水着を関連づけ、「驚き」そして「これ以上凄い物はない」と言う意味をこめて、その水着にビキニという名前を付けたのです。
  

• 複数の文献では「ビキニ環礁の水爆実験の衝撃を...」と書かれているが、水爆実験はビキニ発表の9年後の1954年が最初。
  
• ビキニの名前が一般名詞になったために、同時期に同じスタイルの水着を発表した有名デザイナーのエイムの方が発明し命名したと書いている資料もあるが、それは間違い。
  

• の水着を着てファッションショーに登場したのはシュリーヌ・ペルネルディというダンサー。
  
• 世界初のビキニは新聞柄だったという。

• 当時のビキニは現在一般的に言われるビキニより露出度が低かったが、それでも衝撃的すぎて、当時はほとんど着用する人がいなかった。
  それ以前にアメリカなどでは1960年代初期までは一般のビーチでの着用は禁止されていた。
  
• 日本にも1950年代に紹介されているが、エロい興味を引くだけの物で、一般に着用されはじめたのは1970年代。
  1970年代中期にはハワイ在住モデルのアグネス・ラムによって有名となる。
  

ビキニの進化型 †

• もともと、マーシャル諸島の地名から取られたビキニの名前ですが、偶然にも「ビキニ(bikini)」の「bi-」には英語での接続語として「bicycle（自転車）」「bilingual（バイリンガル）」などに使われるような「二つの」と言う意味が含まれています。
  
• その為に「一つの」を意味する「mono」と組み合わせて、ビキニの水着の下だけを（いわゆるトップレス状態）「mono-kini：モノキニ」などとよぶ　風潮もあるらしいです。