ニキビ

に【ニキビ：面皰】

ニキビの豆知泉 †

• アーモンドなど乾燥したナッツ類を食べすぎるとニキビが増えると思われがちだが、実はアーモンド達は無罪。
  たくさん食べてもニキビとは一切関係ない。

• 野球選手の松井秀喜のトレードマークはニキビだった。ところがメジャーに行ってからは確実にニキビが治っている。別に良い主治医に巡り会ったというわけではなく、湿度の高い日本より、乾燥しているアメリカの気候が文字通り肌に合ったのだと思われる。

青春のシンボル †

10代の頃は、とにかくカッコよくなりたい！あるいは、可愛くなりたい！と願うのですが、それと反してニキビと言うものがブツブツ出来てしまったりします。
そもそもこのニキビと言うのは、体内で処理しきれなかった老廃物が表面に出てきてしまうものです。かと言って、カロリー控えめにして運動を一生懸命すれば出ないかと言うと、そうもいかないのが難しい物だったりします。

ニキビの語源 †

このニキビと言う言葉は日本語のようであり、外来語のようであり、ちょっと不思議な言葉です。
漢字で書くと《面皰》となりますが、これは医学用語でニキビを意味する《めんほう》を当て字でニキビと呼んでいるだけで、元々は《丹黍：にきび》と書いていました。
《丹》と言うのは赤と言う意味で、《黍》はそのままキビ団子にも使われる植物のキビの事を意味しています。
つまり《丹黍》と言うのは「赤いキビ」の事なのです。

• キビと言う植物は実が熟すと、先端が赤くなり、その様子が顔に出来るものとよく似ていると言うことから、その名前で呼ばれるようになったのです。
  この《丹黍：にきび》と言う言葉は古く、平安時代の宮廷生活を描写した『栄花物語』の中にも出てきます。
  

ニキビ防止の落とし穴 †

• ニキビが出来る原因は色々ありますが、なんとかして防ぎたいものです。
  しかし神経質になりすぎて、こまめに洗顔し過ぎると逆にニキビになりやすかったりします。
  

• ニキビは皮膚の表面に出てくる老廃物ですが、ニキビになりやすい人は元来皮脂の分泌が多かったりします。
  しかし、その皮脂を洗い落とそうと一生懸命洗顔をすると、皮脂腺が刺激されて、よりいっそう皮脂の分泌が多くなってしまうのです。
  

• だから、洗顔も大切ですが限度を超えてしまうと、逆効果になってしまうのです。
  

更新履歴 †

• 2001.04.17