ザクロ

さ【ざくろ：石榴】

分類 †

• 学　名：
  分　類：ザクロ科／落葉高木
  別　名：
  外国名：
  

語源 †

• 中国人がペルシア湾の東にあるザクロス山脈から実を持ち帰り「ザクロス」を音訳して「石榴／ザクロ」とした。
  

紅一点 †

• 男性のなかにたったひとり女性が居ることを「紅一点」と言いますが、これはもちろん女性を花にたとえた美しい表現です。
  もともとは草原の中にたった一輪の花が咲いている情景を表した、中国・宗時代の詩人王安石の作品が出典になっています。
  

• そこで描かれているの紅一点の花とは「ザクロ／石榴」の事で、詩のタイトルもそのまま『石榴詩』と言う物で、一面の緑の草原にぽつんと赤い花が咲いている情景はそれだけで人を感動させてしまうと言う意味の詩です。
  
• ［紅一点の本当の意味は…］

鬼子母神とザクロ †

• 仏典の中で、里から人間の赤ちゃんをさらって食べているという評判の鬼子母神の事を聴いたブッダが、鬼子母神にザクロを与え「赤子を食べたくなったらこれを食べて、赤子を食べたつもりになりなさい」と諭したと言います。
  このザクロの実は真っ赤で、食べた後は口の中が真っ赤になるので、この様な話が生まれたわけです。
  

• ちなみに鬼子母神は最後に改心をして鬼?では無くなった為に、角が無くなったと言うことで、本来「鬼子母神」の『鬼』と言う漢字の一番上にある「、」は付けません。

更新履歴 †

• 1998.00.00