へその緒

へ?【へそのお：臍の緒】へそ

雑学 †

• 日本では子供が産まれた時に、お母さんと赤ちゃんを繋いでいた『へその緒』を油紙などに包んで、大切にしまっておくと言う習慣がある。
  

• へその緒を短く切りすぎると短気な子供になるとか、おしっこの近い子供になるとかの俗信があり、さらにその子供が大病をした時には、そのへその緒を煎じて飲ませると効くと言われたりもする。
  

• このへその緒を大切にするのは大昔からあり『日本書紀』の中にも《木花開耶姫命：このはなさくやひめのみこと》が、そのこのへその緒を竹刀（あおひえ）で切ったとされているように、へその緒は金属で切らずに竹のヘラや貝殻などを用いて切るとされていた。
  

• へその緒を残しておくという風習はアメリカ・ロシア・エジプト・フランス・イタリア・ギリシア・ブラジル・イスラエル・パキスタン・ギニア・中国などには存在しない。
  と言っても、日本が特別なわけではなく、フィリピン・ネパール・ラオス・インドネシアなどには同様の習慣がある。
  

臍の緒の豆知泉 †

• 臍の緒を埋めた土の上を最初に通った生き物がその人の一生怖いものになる、といわれる。
  この「埋めておく」と言うのは日本にはない風習。

へその緒関連項目 †

• へそ.へそくり

更新履歴 †

• 2000.00.00