がらんとする

Last-modified: 2006-08-15 (火) 21:30:53 (6456d)

?【がらんとする/がらんどう】

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広々として何もない

  • 引っ越しの際、荷物を運び出した部屋は広くなったハズなのに、逆にがらんとして狭く感じ、「こんな所で生活していたんだ」と、感傷的になってしまう事もあります。
    ここでいう「がらん」というのは、音ではなく、もともと仏教寺院を意味する言葉「伽藍:がらん」を指している言葉でした。

  • かつてお寺は人々が集まる集落の中心場所でした。そこに村人が集い、お坊さんの偉い説法を聞いたのです。
    そのために、寺院は広々としていて、天井も高く造られるのが常でした。
  • そこから建物などの中が空虚で何も無い状態を「寺院の建物のようだ」として「伽藍のようだ」と言ったのです。
  • 寺院を「伽藍」あるいは「伽藍堂」と言ったため「がらんどう」という言葉も生まれました。

  • ちなみに、伽藍の語源は、サンスクリット語の「サンガァラーマ」で、元の意味は仏教に関する施設や敷地の総称「僧園」です。
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