おかひじき

お?【おかひじき】

分類 †

• 学　名：SALSOLA KOMAROVII LLJIN
  分　類：アカザ科オカヒジキ属/一年生草木
  別　名：陸海松・ミルナ・水マツナ
  外国名：英語：Saltwrot / Solsola　＊英語の名前の意味は共に塩気。
  

原産地 †

• 日本・中国・ヨーロッパ南西部
  ユーラシア大陸の温帯に広く分布する
  日本でも全国各地の海岸に自生している
  

名称 †

• 19世紀に出版された『本草図鑑』では「オクヒジキ」と書かれている。
  

栽培状況 †

• 昔から食用の野草として知られていたが、野菜として栽培しているは何故か、山形市・米沢市付近に限られている。
  普通、海岸線に自生するこの野草を、何故海岸からかなり離れた内陸部で栽培しているかは不明。
  基本的には全国的に採れる野草なのだが、山形・米沢地方では純然たる郷土野菜として、ふるさと特産物という形で広域流通を始めている。
  近年はごくわずかづつだが、福島・埼玉・長野・静岡・福岡などでも栽培が始められたらしいが、現在は75％が山形産。
  

野菜として利用 †

• 茎は這性でよく分岐し、大きくなると１メートル四方に広がったりする。茎・葉ともに円柱型で多肉質。
  若い茎葉は柔軟で野菜としてゆでて、和え物・おひたし・サラダ・刺身の添え物などに利用できる。
  

• オカヒジキは夏に緑色の花をつけるが、花には花弁がない。花は日照時間が短くならないと咲かないと言う性質をもっていて、自然の中では夏以降の徐々に日照時間が短くなる秋に着花する
  オカヒジキの難点は、この花が咲くと野菜としての品質が落ちてしまうことにある。
  花を咲かせないように、人工の光を夜間も当てて、着花が起こらないようにする。
  

更新履歴 †

• 2000.00.00