CRT栃木放送 のバックアップ(No.12)


放送局名
所在地:栃木県宇都宮市昭和2-2-5
HP:http://www.crt-radio.co.jp/
コールサイン:宇都宮 JOXF 他
周波数
AM(宇都宮)1530kHz/5kW
FM補完中継局(今後開局予定)94.0MHz/1kW


沿革

  • 1962年7月:郵政省(当時)が栃木県に中波放送局の予備免許を割り当てた。
  • 1962年9月29日:会社を設立。当時の社名はラジオ栃木だった。
  • 1963年3月:栃木会館落成。ラジオ栃木の本社が栃木会館に入居する。
  • 1963年4月1日:CRTラジオ栃木開局。宇都宮本局放送開始。(JOXF、周波数1530kc・出力1kW)。
  • 1963年5月:県域のテレビ放送の免許を申請。しかし、最終的に受理されず96年10月に取り下げる事となる。
  • 1964年12月24日:那須放送局を開局(JOXM、周波数1560kc・出力100W)。CRTのサービスエリアが県北部に拡大する。
  • 1969年6月1日:テレビ放送開局を見据え、社名を株式会社栃木放送に変更。
  • 1973年5月1日:それまで宇都宮放送局の難聴取地域だった両毛地域をエリアとする足利放送局を足利市に開局(JOXN、周波数1060kHz・出力100W)。
  • 1976年:宇都宮局の出力を5kWに増力。県中部に於けるCRTの受信状態が改善される。
  • 1978年:NRNに加盟。
  • 1978年11月23日:国際電気通信連合(ITU)の取り決めで、那須局の周波数を1485kHz、足利局の周波数を1062kHzに変更。本局の宇都宮局の周波数1530kHzは9でも10でも割り切れる周波数の為、周波数は変更されなかった。
  • 1985年6月20日:那須局の周波数を864kHzに変更。同時に出力が10倍の1kWに増力され、県北部の受信状況が改善された。また、プリエンファシス方式を導入。
  • 1993年4月1日:開局30周年。本来の放送休止時間帯に、記念番組を放送する。
  • 1995年7月3日:深夜放送開始。それまでは23時07分を以て一日の放送を終えていた。(当時の日本の民間放送局では当局が最も放送終了時間が早かった。)
  • 1996年10月:県域テレビ放送の免許申請を取り下げる。
  • 1997年:県域テレビ局の設立に際して資本参加。後に、とちぎテレビが1999年4月1日に開局。
  • 1999年:株式会社栃放エンタープライズを設立。
  • 2008年4月1日:24時間放送体制開始。それまでは23時間放送で、午前5時から午前6時までは放送休止時間帯だった。
  • 2009年3月15日:開局45周年。記念イベントとして「下野の国大鍋まつり」開催。
  • 2011年3月11日:東日本大震災が発生。レギュラー放送を中止し、20日まで災害情報や生活情報を特別態勢で放送した。13日に予定していた「第3回下野の国大鍋まつり」が開催中止となった。
  • 2012年3月22日:とちぎテレビの子会社となる。資本金を1億5000万円から600万円に大幅に減資。
  • 2014年1月23日:IBS茨城放送と大災害等緊急時の相互援助協定を締結。
  • 2014年3月7日:開局50周年記念事業として、県内公立小学校へラジオ200台を寄贈。
  • 2014年9月2日: 那須塩原市と、災害対策基本法に基く放送要請に関する協定を締結。同月中に県内全25市町とも協定を結ぶ。
  • 2016年2月:本社および演奏所を現在地(とちぎテレビ本社の隣)へ部署ごとに順次移転を開始。
  • 2016年3月28日:新スタジオからの送出開始。栃木会館での送出を終了した。
  • 2016年11月29日:総務省から、CRT宇都宮FM補完中継局整備補助金の交付が決定された。
  • 2018年1月:CRT宇都宮FM開局予定。

周波数・出力

AM放送

局所名呼出符号周波数出力
宇都宮JOXF1530kHz5kW
那須JOXN864kHz1kW
足利JOXM1062kHz100W

FM補完中継局(今後開局予定)

局所名周波数出力偏波面
宇都宮FM94.0MHz1kWH

特記事項

編成の特徴

受信可能エリア

  • 本来は栃木県を対象とした放送局だが、ローカルAMラジオ局のない群馬県や、その他の近隣県でも終日受信出来る場合が多い。この為、群馬県内では実質的な地元局と位置付けられている。

AM

  • 日中 群馬県の平野部の前橋市や高崎市などで受信する場合は、宇都宮本局または足利中継局のどちらかを受信する。福島県の中通り南部(郡山市・白河市など)では、宇都宮本局か那須放送局を受信する。埼玉県北部では、宇都宮本局又は足利放送局が受信出来る。また、千葉県の野田市周辺でも宇都宮本局が受信可能である。
  • 夜間 夜間は電離層反射により、北海道から中部までの東日本各地で宇都宮本局が受信出来る。但し、近隣各国で1530kHzを使用する放送局と混信する場合もある。また、新潟県上越地方では、同一周波数のBSNラジオの上越放送局及び糸魚川中継局が、比較的広い範囲で受信される為、周辺の富山県や石川県能登、山形県庄内では受信不可。他に、新潟県では津南町や、青森県の青森市周辺、宮城県気仙沼市、山形県村山・最上、福井県嶺北、静岡県西部、愛知県東部、その他の各地では、NHKのラジオ第二放送が隣接する周波数を使用する関係で受信が難しくなる。また、那須放送局は全国的に混信しやすい周波数の為、出力1kWでありながらあまり遠くまで受信できない。足利放送局は混信しやすい上に出力も低く、この両支局のエリアは日中とほぼ変わらない。

FM

今後FM補完中継局が開局すれば、茨城放送の例から、受信エリアが多少拡大する可能性がある。

備考

足利中継局について

  • CRT栃木放送は、1973年に両毛地域を対象とする中継局である足利中継局を開局しているが、この中継局は、県域のAM放送局のない群馬県や、埼玉県の北部と言った営業的に重要な地域もカバーしている事(那須放送局は福島県白河市から郡山市付近までがエリア)から、重要な放送所と位置付けられている(特に本社移転前は地域別に異なるCMを送出出来た為、群馬県など周辺県のスポンサーを獲得出来た)。その傾向は随所に見られ、日曜深夜・月曜早朝の局名告知の際にも出力の高い那須局よりも足利局を早くアナウンスしている事や、栃木会館に本社を置いていた時代に放送されていた地域別編成時にも足利局から送出される両毛地域のローカル番組の独自性を高めていた(那須地域の番組は宇都宮地域と共に同一番組として宇都宮・那須の各放送局で同時放送されていた)事などの点が挙げられる。蛇足であるが、天気予報で県北部の天気予報に大田原市の予報を出す事から、那須塩原市(旧黒磯市)はあまり重要視されていない物と思われる。この傾向は福井県のFBCラジオにも似たような点が挙げられる。
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