[[し]]:10円玉(じゅうえんだま)
#counter(today)
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*ギザギザ10円玉 [#tb313e82]
-10円玉には周囲にギザギザがある物と、無い物の2種類がある。~
最初10円玉が登場した戦後すぐの頃、それ以外の1円玉5円玉と区別する意味で「高額硬貨」を意味して付けられていた。~
しかし、その後[[1955(昭和30)年>1955年]]に50円硬貨が、そして[[1957(昭和32)年>1957年]]に100円硬貨が発行された事により、[[1960年>1960年]]から周囲のギザギザが消えた。~
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*幻の昭和31年10円玉 [#sad6aa71]
-30代以上の人の中には「[[昭和31年>1956年]]発行の10円玉は価値があるんだぜ」と言う言葉を信じて[[サイフ>財布]]の中の10円玉の発行年をチェックした覚えのある人は多いと思う。~
しかし、これはいくら探しても徒労に終わってしまいます。~
この噂が嘘と言う話ではなく、確かにあれば価値はあると思いますが、なんせ昭和31年には10円玉はたったの1枚も発行されていないのです。~
もし持っていると言う人がいたら、それは完璧に偽造コインです。
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*花瓶と10円玉 [#rdb4c597]
-花瓶に10円玉を入れると花が長持ちすると言われていますが、本当でしょうか?~
花瓶の中というのは細菌やカビにとって住み心地のよい環境です。~
これら水中の微生物が花の切り口で繁殖し、水分の吸い上げをさまたげるため、花は早めにしおれてしまうのです。~
そこで10円玉の登場ですが、使用中の10円玉は表面がわずかに酸化されていて、酸化銅の薄い膜ができています。~
この10円玉を水の中に入れると、ごく微量の銅イオンが水中に溶け出します。~
銅イオンはほんのわずかですが、微生物の繁殖を妨げるのには十分役立ち、花が長持ちするのです。
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*関連項目 [#s6ac06ce]
-[[紙幣]]・[[千円札]]・[[硬貨]]・[[一円玉]]・[[10円玉]]・[[偽札]]
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