贔屓 の変更点


 [[ひ]]【ひいき:贔屓】
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 *亀 [#v22d2b0c]
 -「ヒイキされているうちが花だね」などと言う言葉がありますが、偶然なのか「[[花]]」と言う字を分解すると、カタカナで「イ・ヒ・横にしたキ」とヒイキが出てきます。~
 この《贔屓:ひいき》と言う言葉はもともと《ヒキ》と読んでいて、《贔》は[[貝]]が三つ重なったもので「大きな[[亀]]」を意味し、《屓》は「鼻息」と意味です。そしてこの「大きな亀の鼻息」というのは「異常に力を発揮する」と言う意味になるのです。~
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 -古代[[中国]]では亀は力持ちの象徴とされていて、『列子・湯問篇』の中でも《巨鼈(きょごう)十五匹が頭をもたげて大地を支えている》と言う説話が出てきます。~
 この話は元々[[インド]]から伝わった話ですが、そこからさらに《巨鼈(きょごう)贔屓し、首に霊山を冠す》と言う言葉が誕生しました。~
 これは「巨大な亀が力を振り絞って頭の上に霊山を乗せている」と言う状態です。ここで使われている《贔屓》と言う言葉は、力を振り絞ると言う意味です。~
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 -日本でも『太平記』の中に「天下草創の功、ひとえに汝ら贔屓の忠誠によれり」と書かれている。つまりここでも「みんなが必死のパワーを出した」と言うことが言われているのです。~
 その後、徐々に上の物が目下に力を貸すことによって、その物のパワーを最大限まで引き出してやると言うことから、贔屓と言う言葉が現在のような物に変化していったと考えられています。~
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 -別の説では、そーんなに難しいことではなく、ヒイキとは「引き」から来ている。と言うものもある。
 
 *更新履歴 [#n22baa52]
 -2001.05.29
 
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