芍薬 の変更点


 [[し]]【しゃくやく:芍薬】
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 *魔力のある花 [#v3821d99]
 -優雅な女性を表す昔からの言葉に「立てば芍薬、座れば[[牡丹]]、歩く姿は[[百合]]の花」と言う物がある。つまりそれほど立ち姿が女性的で綺麗だとされている芍薬ですが、この花は[[奈良時代]]に大陸より伝えられた物です。~
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 -実はその当初は「薬草」として伝えられたのですが、その効能より、花の美しさの方が評判になり次第に観賞用の植物として広まったのです。~
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 -実は[[ヨーロッパ]]にも芍薬の別種があるのですが、そちらはあまり美しくないために素直に薬草として使用されていました。~
 そして[[明治時代]]に来日した植物学者のケンペルによって日本産の芍薬がヨーロッパに紹介されて大評判になったのです。~
 ヨーロッパの芍薬は薬草として高い効能があったために「魔力がある」と思われ、色々な迷信が付随していました。~
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 -[[古代ギリシア]]では「芍薬は[[キツツキ]]が守っている花なので摘み取る時はキツツキの眠っている夜でないといけない。もしキツツキにばれたら[[目玉>目]]をえぐられる」などと言われたり「芍薬は悪霊から身を守ってくれるので摘み取ってはいけない」などと言われていました。~
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 -[[古代ローマ]]では「芍薬を摘むと大きなうめき声を上げる。その声を聞いた物は死ぬ」と言う物騒な話がありました。~
 その為に[[薬]]として使用するために摘まなければいけない場合は、芍薬にヒモを結んでそれを[[犬]]に繋ぎ、遠くからエサで吊って引き抜かせると言う方法が採られたとされています。~
 その際に人間は[[耳]]を塞いでいれば良いわけで、芍薬のうめき声を聞いた犬だけが死ぬと言うかなりリスキーな物だったと言われています。~
 (って実際にはそんな事はないので、リスキーでも何でもないんですが)~
 
 *誕生花・花言葉の芍薬 [#nfd02bd7]
 -5月13日:シャクヤク………………恥じらいを秘めて~
 -5月14日:シャクヤク………………はにかみ~
 -5月16日:シャクヤク………………恥じらい~
 
 *更新履歴 [#a1cd57ca]
 -2000.06.19
 
 
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