啖呵を切る の変更点


 [[た]]【たんか-を-き-る:啖呵を切る】
 #counter(today)
 
 *てやんでぃ [#va5ce0a9]
 -[[江戸っ子]]は威勢がいいのが取り柄で、売られたケンカは買わねばならぬ!とばかりに、時代劇に出てくる若い衆は何か事があるとすぐに「やぃやぃやぃ!こちとら江戸っ子でぇい!」とタンカを切ったりしています。~
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 -ところでここで言われる《啖呵:たんか》ってどんな意味?と成ると、いまいちハッキリせず[[歯]]切れが悪くなってしまうのです。~
 
 *[1]仏教用語説~ [#n57840e3]
 -[[仏典>仏教用語]]の中の『唯摩教』のなかで「誤りを責める」と言う意味で《弾呵:たんか》と言う言葉が出てきます。~
 これがいつしか、相手を責める→喧嘩腰になると言うことから、ケンカをする時の言葉になり、[[漢字]]表記も《啖呵》に変わったのだという説。~
 
 *[2]病気説~ [#a78b923a]
 -[[江戸時代中期]]に出来た言葉だという説。~
 ここで言うタンとは風邪などを引いた時にノドにからむ《痰:たん》の事で、《痰火:たんか》というのは喉などの[[病気]]一般のことを指していたとされます。~
 つまり、ノドに痰が絡んだ時に「カッペッ」と痰を切るとすっきりすると言うことから、その切る時の勢い良さや、唾を飛ばしながら怒り狂う状態を指して《痰火を切る》と言い、それが現在の喧嘩腰の際の《啖呵を切る》へと変わったのでは?と言う説。~
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 -この二つが現在有力とされていて、まだ結論は出ていません。~
 
 
 -2001.05.13
 
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