狼狽 の変更点


 [[ろ]]:狼狽(ろうばい)
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 ■この項目は【知泉的:語源&由来辞典】に移転しました。~
 
 『[[狼狽(ろうばい)>http://tisen.jp/gogen/85-0008.html]]』
 
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 この「知泉Wiki」の内容を改訂してリニューアルしてます。
 [[&ref(http://tisen.jp/gogen/goge.jpg,around,nolink);>http://tisen.jp/gogen/]]~
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 *なぜ狼? [#l95b6d64]
 -人間の評価は、突然の事態にどう反応するか?と言うことで決まるとも言われます。~
 どんな危機に対しても冷静沈着に対処して、最善策を見つけだせる人は尊敬に値しますが、普段偉そうな事を言っていてもイザと言う時に狼狽して結局逃げ出してしまうような人は、その後でどう取り繕うとも相手にされなくなってしまいます。~
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 -そのあわてふためく状態を『周章狼狽する』と言います。「周章:しゅうしょう」と言う言葉には「あちこち動き回る」と言う意味があります。~
 で、問題なのは「狼狽:ろうばい」と言う言葉の中に何故、動物の「[[狼:おおかみ>狼]]」の文字があるのでしょうか?~
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 -もしかしたら、狼と言う動物は怖そうなイメージがあるのに、イザとなったら・・・と考えてしまいますが、実はそんな単純な話ではありません。~
 もう一つの文字「狽」。この文字は「狼狽」と言う熟語以外ではお目に掛からないのですが、これはオオカミによく似た動物を意味する[[漢字]]なのですが、実は存在しない架空の動物なのです。~
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 -[[中国]]にある[[漢字]]の辞書『字彙:じい』の中に~
 狼は前足が長く、後ろ足が短い。~
 狽は逆に前足が短く、後ろ足が長い。~
 この二つの動物はお互いを支え合って生活をしている。つまり、狼は狽無しに歩くことが出来ず、狽も狼無しには歩くことが出来ない。~
 もし、この二匹が離れるようなことがあれば、動き回る事ができなくなってしまう。~
 と書かれています。~
 -どうやら、この意味の中の狼は現在の狼の事とは微妙に別物らしく、お互いがバランスを取り合って生活しているという意味の話に出てくる存在らしいのです。~
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 -現在、中国語で「狼狽」と言うと、日本のように「どうしていいのか判らずうろたえるという意味とは若干違っていて、「散々苦しんだり、悩んだりする」と言う意味になっています。~
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 *更新履歴 [#s39c5e07]
 -2000.11.01:知泉
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